2018年10月15日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(189)

さて、この長きにわたるシリーズ記事の最後の締めとして、住み替え・家づくりにおいて「療育」を考えて配慮したポイントと、それが実際に住んでみてどの程度期待通りに達成できたかについて書いています。

そのなかでも、まずは土地選びに関連して「配慮」した点についての振り返りですが、

2.徒歩での生活圏に利便性と安全性があること。特に、フードコートのあるショッピングモールに、幹線道路を渡ったりする危険エリアなしで歩いて行けること。

今回買った土地は、まさに上記のような要件を満たした場所なのですが、現時点では、その「ショッピングモール」は長女の療育目的ではそれほどは活用できていません。
距離的には、長女の足だと徒歩10分くらいなのですが、車で行くには近すぎて、歩いていくには少し遠く、本来なら自転車でいくのにちょうどいい距離ですが長女は自転車には乗れないので、想定していたほどこのお店に行かないというのが現状です。

とはいえ、これはまだ現時点で判断するのは少し早すぎると思っていて、もう少し先、長女が高等部を卒業してから意味を持ってくるだろうと考えています。
卒業後、長女の進路がどのようになるかはまだ分かりませんが、少なくとも学校に通っている今よりは、平日に「フリーな時間」が生まれることが多くなる可能性が高いでしょう。
そんなときに、自力で、または家族を含む誰かとともに、あるいは外部の方の支援を受けて、ショッピングモールに遊びに行ってフードコートで食事をしたり、近辺を散策したりして過ごすことができれば、その時間家にずっといるよりも望ましいと考えています。(その場合、歩いていくのに少し時間がかかる、というのはかえってプラスに働きますね。)

そのための準備、訓練として、最近は月に1回程度、ヘルパーさんとともに2人で徒歩でそのショッピングモールに行き、フードコートで食べたいものを選んで食べて歩いて帰ってくる、というのを始めています。

ショッピングモール以外では、同じく長女の足で徒歩10分程度の距離に電車の駅があるので、電車を使った移動についても、今後は(特に高等部卒業後は)もっと増やしていけると活動範囲が広がりますね。
posted by そらパパ at 20:46| Comment(0) | 療育一般 | 更新情報をチェックする

2018年10月08日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(188)

さて、そんなわけで、家造りについて延々とシリーズ記事を書いてきましたが、いよいよ終わりが近づいてきました。

いちおう(笑)、この連載は「自閉症の子どもと暮らす」がテーマで、実際に今回の家づくりではそのことを常に考えながらやってきたので(記事としては脱線しまくりだったのですが)、最後に改めて、今回の家づくりで療育の観点から配慮したことと、実際に住んでみたあとでのその効果について振り返っていきたいと思います。

まず、土地選びの段階で考えていたこと。

1.都心ではなく、郊外の特別支援学校高等部に越境なしで通えるように、「住み替え」によって学区を変える。

もともと、住み替えを決意した大きな要因だったのが、前の家に住み続けていた場合、学区の関係上、長女が通うことになるであろう特別支援学校高等部が都心方面になり、かつ交通の便が異様に悪く、ラッシュアワーのなか乗り換えありの電車とバスを乗り継いで片道2時間近くかかってしまう(スクールバスもなし)という問題を解決することでした。

この件については、当然ですが、思ったとおり、学区を変えることで希望だった郊外の高等部に通わせることができています。(自力で電車通学はできないので妻が車で送迎していますが、広くてそれほど渋滞のない道路を片道15分くらいです)

一方で、これはちょっと想定外だったこととして、住み替えたのは長女が中学生のときだったのですが、そのときのスクールバスのバス停が1キロ近く先にしかなくて(前の家のときは100mほどだった)、バス停までの送迎の負担が大きかったことです。長女を送っていくだけではなく、下の子も連れて行かなければならなかったので(長女が中1〜中3の間、下の子は0歳〜3歳)、だっこしたりベビーカーに乗せたり自転車の子ども乗せに乗せて押したりと、苦労していました。
実際に転校してからでないと、スクールバスの情報などは学校も教えてくれないので、この点については事前に読めませんでしたね。

また、前の家での学区の特別支援学校高等部については、親からの要望が強くてスクールバスが走るようになったそうで、実は引っ越す必要なかったかな?という話にもなったのですが、よくよく聞いてみると、本数もルートも限られていて、前の家からはかなり使いにくそうだということが分かりました。
それに、実際のところ、スクールバスがあったとしても、いろいろな理由で直接学校に送っていったり迎えにいったりするケースもしばしばありますから、やはり問題は残っていただろうな、と思います。

ですので、「学区を変える」という目的については、当初のもくろみどおり達成されて、うまくいっていると結論できるでしょう。
posted by そらパパ at 17:55| Comment(0) | 療育一般 | 更新情報をチェックする

2018年10月01日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(187)

家を建てた後に生じた問題のうち、施工に問題があってアフター保証で直してもらった点については、前回までに書いたとおりです。(もちろん、それ以外にも細かいものはいろいろありましたが)

それ以外では、単に私の側のプランニングのミスや配慮不足で生じた問題がいろいろありました。
これらについては、そのうちリフォーム等で改善していく予定です。

1.掃除用コンセントがない。

これは以前にも書きましたが、掃除をするときに、掃除機を接続するために使える電源コンセントがないという問題がありました。
リビングを始めとして、各部屋の壁に設置したコンセントはほとんどが家具の陰に隠れてしまい、階段の近くといった「掃除機の電源ポジション」にはコンセントを作り漏れていました。


2.部屋の照明スイッチの位置がどきどきおかしい。

これも書きましたが、部屋の照明をつけるためのスイッチは、「ドアを少しだけ開けて手を入れたときに届く場所」に設置しないと不自然だと、住み始めてから気づきました。それ以外の場所についているスイッチがいくつかあり、つけにくかったり、照明を消し忘れることが多かったりという問題が生じています。


3.階段踊り場の窓が階段の半分しか採光しない。

我が家の2階への階段は途中の踊り場で180度折れるのですが、採光のために設置した踊り場の窓が踊り場中央ではなく「下り側」にずれてついたため、「上り側」の階段が昼でも薄暗くなってしまいました。


4.玄関のかまちは無垢にすべきだった。

これは妻から散々言われている点なのですが(笑)、1階の床はハウスメーカーのオプションで無垢フローリングにしたのですが、玄関のかまち部分(土間から玄関に上がる上り口のへりの部分)は別料金で2万円程度かかると言われ、無垢材ではない標準品を使ったのですが、かなり色合いが浮いてしまいました。
なので、「ケチケチしないで無垢にしておけばよかったのに」と未だに言われる状況になっています。


5.インターホンのチャイムが2階でも鳴るようにするべきだった。

インターホンのチャイムは、普通に1階のLDKで鳴るのですが、家族が2階にしかいないと聞き漏らすことが多々あります。
なので、チャイムだけなる子機みたいなのを追加して2階でも鳴らしたいのですが、建ててしまったあとだと配線がなかなか難しい感じです。

→無線で音が拾えるようにしました。我が家のドアホンはアイホン製でしたが、こちらの商品で1階の音を2階に飛ばせるようになりました。


posted by そらパパ at 23:15| Comment(0) | 療育一般 | 更新情報をチェックする
子どもが自閉症かもしれない!どうしよう!という親御さんへのアドバイスはこちら
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