2018年05月28日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(169)

さて、自宅売却で、見学客が自宅を見に来る際に気をつけるべきこと、ここまでは一般論で書いてきましたが、最後に、「自閉症の子どもと暮らす」という記事タイトルにもあるように、障害のあるお子さんがいることを前提にした配慮点ですが、

必要に応じ、子どもと一緒に外出する

ということも検討したほうがいいと思います。

これは我が家でもそうだったのですが、見学客が来るからと、窓を開けて空気を入れ替えたり、ふだんやらないような時間に掃除を始めたり、カーテンをいつも以上に開けたり照明をつけたりといったことは、どれも「ふだんのルーチンと違うこと、いつもと違う状態」に該当します。
ですから、お子さんによっては、そういったことによって不安定になったり、開けた窓やカーテンを片っ端から閉めて照明も消したりといった「元に戻そうとする」リアクションがあったりすると思います。

さらに、ふだん見たことのない営業マンや見学客がいきなり家に来て、家の中をあちこち動き回り、逆に家族のほうはそれを邪魔しないように見学の動線から外れておとなしくしていなければならなかったりと、新しい事態が苦手なお子さんには負担の重い状況が続きます。

ここで、お子さんがパニックになって声をあげたりといった事態になることは、お子さんにとっても、また自宅の売却というプロセスにとっても不幸なこととなるでしょう。

そこで、見学客がくるとわかったときには役割分担して、お子さんを外に連れ出して時間をつぶすチームと、家にいて見学のための準備(空気の入れ替えや掃除など)と見学時の諸対応をこなすチームにわけてしまう、ということが考えられます。

我が家の場合は、自動車で行ける範囲に妻の実家があったので、見学客がくるときには妻が子どもを連れて自分の実家に遊びにいき、私が家に残って見学のための諸対応をこなす、というのが定番パターンになりました。

子どもの障害というのは、少なくとも「売却」のときには取引とは無関係の話になりますから、そこはうまく切り離して、取引がスムーズになることを優先してしまったほうが合理的だと思います。


posted by そらパパ at 20:00| Comment(0) | 療育一般 | 更新情報をチェックする

2018年05月21日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(168)

家の売却中に、関心のあるお客さんが見学にくる際に注意すべきことをまとめています。

臭い、明るさときて、次に注意したいことは、やはり、

水回りの衛生感

でしょう。

まあ、これは誰でも思いつくポイントだと思いますので難しい話ではないと思いますが、家を売却すると決めたら、まず一度キッチン、お風呂、洗面所、トイレといった水回りを、徹底的に大掃除しましょう。
素人でも分解できるところは分解して、汚いところにも手を突っ込んで、とにかく徹底的にきれいにするのです。
お風呂やトイレなどについては、普段はキズがつかないよう、柔らかいスポンジやソフトブラシを使って掃除していることも多いと思いますが、「売るための徹底的な掃除」の際は、見た目の汚れを取り除くことを優先して、より硬いブラシなどを使うこともやむを得ないと思います。(結局入居後すぐリフォームされる可能性も高いので、逆に売る際は見た目重視が正解だと思っています。)
また、意外に見落としがちなのが「鏡が汚い」というケースです。水回りにある鏡もしっかり事前に水アカを取るなどの掃除をしておきましょう。

そうやって大掃除したうえで、見学客が来る前に改めて、不衛生に見えないように掃除をします。
キッチンやお風呂の排水口を見る人も意外に多い(私も見ます)ので、面倒でもお風呂や洗面の排水口の髪の毛やキッチンの排水口および三角コーナーの生ゴミなどは完全に取り除いておきましょう。
また、水滴がいっぱいついているのも不衛生に見えますから、掃除したあとはペーパータオルなどで目立った水滴を拭き取っておきます。

もう1つは、こちらも当たり前ですが、

ものをできるだけ減らす、整頓する

ということです。

ものがたくさんあって家が狭く見えるのはそれだけで売却にマイナスですし、ましてやそれが汚く散らかっているようでは、売れる物件も売れなくなってしまうと思います。
もともと引っ越しをするわけですから、家の中のいらないものはあらかじめどんどん処分してものを減らしていけばいいと思いますし、一部のものは引っ越し用のダンボールに詰めて、あまり使わない部屋に積んでおくのもいいと思います。(引っ越し用のダンボールが積み上がっているのは見学客からみても違和感がないので、ただ雑然と散らかっているよりはずっとマシだと思います。)
posted by そらパパ at 20:50| Comment(0) | そらまめ式 | 更新情報をチェックする

2018年05月14日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(167)

というわけで、自宅を売りに出して、見学したいという客が現れたとき(媒介をお願いしている営業担当者からアポの連絡が入ります)に、気をつけたいことを簡単にまとめます。

まず、絶対に避けたいことは、実は、

臭う

ことです。

毎日住んでいる自分たちは鈍感になってしまいますが、どんな家もそれぞれ独特の臭いを持っています。
小さい子どもがいる家にお邪魔したときによだれの臭いを感じたり、昔ながらのあまり密閉度が高くないキッチンと通された部屋が近いときに、醤油やみりんなどの調味料の臭いを感じたりといった経験は、誰もがもっているのではないかと思います。
また、ロケーション的に湿気がこもりやすい家の場合は、まず間違いなく「かび臭い」です。

こういった臭いは、先ほども書いたように住んでいると気づかない一方、外から来る客は入って真っ先に気づくので、印象を一気に悪くする元凶になってしまいます。
まずは何より、あらゆる部屋の窓をできるだけ開けて、空気を入れ替えましょう。冬や夏でエアコンをかける必要がある場合は、まず十分に空気を入れ替えたあと、エアコンを入れ直しても間に合うように、最初からスケジュールをたてておきましょう。
そのうえで、臭いのもととなるものができるだけ少なくなるよう、臭うものを片付けたり拭き掃除などをしたりといった準備も欠かせません。
ちなみにファ○リーズのような消臭スプレーは部屋全体に対しては気休め程度の効果しかないので頼らないほうがいいです。

次に注意したいのは、

明るさ

です。

家の中が暗いとそれだけで魅力が半減するので、カーテンやブラインドは全部開ける、それでも暗いところは昼でも明かりをつけておく、窓を遮るような荷物や家具は移動させておくなどして採光を最優先する、さらには営業マンがいってくる見学の時間に複数の候補がある場合には、「太陽の位置的に、家が明るく見える時間」を選ぶ、といった工夫ができます。
posted by そらパパ at 21:34| Comment(0) | 療育一般 | 更新情報をチェックする

2018年05月07日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(166)

さて、自宅の売却について、狙いたい強気の「売り出し価格」と、実際にはこのあたりで決めたいという現実的な「ターゲット価格」を、不動産業者の営業マンも交えて決め、特にアピールしたいポイントなども伝えたら、いよいよ販売開始となります。

とはいえ実際には、業者の営業店で仲介契約を結び、売り方の作戦について打ち合わせたあと、業者が物件に足を運んで外観と室内の写真をとり、社内で手続きを済ませたうえで物件登録、売り出し開始となります。
業者が写真を撮りに来る際には、業者もプロですからできるだけ物件が立派に見えるように配慮してくれると思いますが、売る側としてもちゃんとできる範囲で掃除や整頓をして、あまりに散らかったりして汚らしく見えないように配慮するのは当然のことでしょう。

物件が売り出されると、順調にいけば、業者には問い合わせのメールや電話が入るようになります。また、業者自身も、営業所に訪問した客に対し、「手持ち物件の1つ」として、物件を紹介したりするようになります。契約の形態や業者にもよりますが、普通は週1のメールなどによって、物件についての情報(自社サイトの閲覧数、お気に入り登録数、資料請求数、電話での問い合わせ件数、見学申し込み数など)を教えてくれるはずなので、その情勢によって、値下げのタイミングなどを判断していきます。

そして物件に興味をもった客との話がある程度進展すると、今度は「物件見学」ということで、実際に売出し中の物件である自宅に、見込客がやってくることになります。
見学の申込みは土日の昼間を中心に、下手をすると前日とかに営業マンから依頼がとんでくるので、物件売出し中は土日に予定を入れることがほとんどできなくなるので注意してください。まあ、入れてもいいんですが、せっかくの見学客を逃すことにつながってしまいます。

ちなみに、見学客を受け入れるときは、写真撮影のとき以上に建物内外の整頓や清掃に気を配ることになります。
また、ほとんど逸脱しっぱなしですが、このシリーズ記事は「療育的観点から」の住み替えの話題なので(ほとんど忘れっぱなしですが(^^;))、その点からも、見学客受け入れ時には留意すべきポイントもありますので、そのあたりを次回以降まとめようと思います。
posted by そらパパ at 21:51| Comment(0) | 療育一般 | 更新情報をチェックする
子どもが自閉症かもしれない!どうしよう!という親御さんへのアドバイスはこちら
孫が自閉症らしい、どうしたら?という祖父母の方へのアドバイスはこちら

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