駐車スペースの見た目を良くしようと、石を敷き詰めたりすると、車の重さでその石が割れてしまうことが多い、ということを前回書きました。
同じく、駐車スペースにレンガを敷き詰めるようなデザインについても、問題があります。
この場合、生じてくる問題は、
マイカーの車重がかかる部分が重さのために沈下して凸凹になってしまう。
というものです。
外構工事で地面にレンガを敷き詰める場合、通常は「インターロッキング」という工事を行います。
これは、地面の上にレンガを(特に固定したりせずに)お互いにわずかに隙間をあけた状態でびっしりと敷き詰めて、全部並べたあとに最後にレンガとレンガの隙間に砂を詰めて押さえることで固定するという舗装方法です。
ぶっちゃけ、「地面の上にレンガを並べてあるだけ」なので、駐車スペースとしてマイカーを何度も出し入れしていると、その部分が車重で沈下して舗装面がでこぼこになっていきます。
こういうダメな舗装は公共の工事でもたまにあって、歩道としてインターロッキングで舗装してある道路の一部が店舗への自家用車の進入経路になったりして、その部分だけでこぼこになっていたりというのを見かけたりします。
もちろん、レンガを直接地面に置くのではなく、掘り下げた地面をいったんコンクリートで舗装して、その上にレンガを敷けば沈下は防げますが、それだとコンクリートの舗装とインターロッキング舗装の両方をやることと同等になるので、コストが非常にかさむことになります。
次に考えられるのは、コンクリートではなくアスファルトで舗装してしまうというものです。
ところがこれもいろいろ問題があって、
・コストがかなり高い。
・夏場はかなり柔らかくなってタイヤが通るラインに轍ができてしまったり、タイヤにアスファルトがついてしまうことがある。
・そのため定期的に再舗装が必要。
・さらに夏場は石油系の臭いが強く発散され、家の中にまで臭いが侵入してきて気分を悪くさせることがある。
・そもそも外観的にもあまり美しいものではない。
などの理由から、自宅の駐車スペースの舗装には向かないと言われています。
そうやって考えていくと、やっぱりコンクリート舗装しかないのか…という結論に近づいていくのですが、いろいろ調べていくうち、これらの問題を解決するなかなかいい方法があることを知ったのです。