2017年08月07日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(128)

仕様が固まり、地盤調査も終わり、地縄の確認も終わり、着工に必要だと言われた中間金のつなぎ融資も実行され、いよいよ新しい我が家の工事が着工しました。

とはいえ、着工自体は施主が呼ばれるわけでもなく、気づいたら重機が入って工事が始まっている、というだけのものですので、私たちがやったことといえば、「着工しました」という連絡を受けたあとの週末に現地に行ってみて、「確かに工事が始まっているな」ということを確認する程度のことでした。

ちなみに、「着工」したのは、仕様確定の書面にサインしてから約3か月後の8月の下旬でした。

着工して、最初に始まるのが「基礎工事」です。
地盤改良工事が必要な場合は地盤改良工事が先ですが、今回は地盤改良は不要ということだったので、いきなり基礎工事ということになります。
敷地の、家が建つ部分の土が掘り起こされ、ベースとなる砂利が敷き詰められ、セメントが流し込まれ、さらにその上に鉄筋コンクリートの基礎が組み上げられます。
先に触れたように地盤改良工事不要のため、特に杭を打ったりということはなく、ごく薄く表土をセメントに入れ替えたうえでベタ基礎を打つだけのシンプルな基礎工事になりました。

この基礎工事のあいだも、ときどき週末に現場を見に行って、自分なりに勉強した範囲で工事が適切に行われているかを確認したり、後日なにか問題があったときの参考になるよう、いろいろな場所の写真を撮ったりしていました。

あわせて、ビルダーの現場監督の方とも電話で連絡をとりあい、工事の進捗をみながら、基礎工事のあとに続く「上棟」をいつやるのかを話し合うことになります。

というのも、上棟というのは家づくりのなかで特別な位置を占めていて、「できれば大安がいい」みたいな日取りの問題があるのに加えて、工事の性質上、天気がよくないとできないという問題もあり、さらに上棟当日には多数の大工さんやクレーンをはじめとする重機・機材を手配しなければならないという問題もあったりして、日程を決めるのがひと仕事になるのです。

仕様確定の書面を作ったときには、仮の日程として9月下旬の上棟を目指していましたが、大工さんのスケジュールや天候の問題もあり、結局、実際に上棟したのは10月の初旬になりました
実はこのときも、なかなかビルダーの現場監督から連絡が来ず、こちらから再三督促してやっと日程打ち合わせが始まりました。この、動きが鈍くて日程が後ろにずれていく問題は、この後、ずっと私たちを悩ませることになります
posted by そらパパ at 20:16| Comment(0) | 療育一般 | 更新情報をチェックする
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