2017年04月17日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(112)

さて、建物を構成する様々な仕様については、前回までのエントリで触れてきたような形で詳細に決めていったわけですが、実はまだ残っているものがあります(笑)。

それは、

電気系統・配線

です。

まあ、配線については、そんなにこだわるつもりがなければ、コンセントの位置をどこにするか、テレビの配線はどこに出すか、電話回線はどこに出すか、その程度を決めれば終わりといえば終わりです。

でも、私はずいぶん以前から、もし次に家を建てるなら、配線には徹底的にこだわりたい、というか配線は全部自分で決めたい、と強く思っていたのです。

それまで住んでいた家は建売で、当然配線は全部できあがった状態で引き渡しを受けたわけですが、実際に住んでみると、さまざまな不満が出てきました。

まず根本的な問題として、

・コンセントが少なすぎる。

というものがありました。

我が家は(私は)パソコンや電化製品が好きなので、いろいろなものがコンセントにつながることになりますが、いつもコンセントがあまりに少なくて、タコ足タコ足のオンパレードになります。

さらに、コンセントの位置の問題もありました。
例えば、部屋の特定の壁側に電化製品を置こうと思ったとき、コンセントが部屋の反対側の壁にしかないと、どうしても電源ケーブルが床を這うことになります。
床ではなく壁際をぐるりと回してケーブルを取り回そうとすれば、ものすごい長さの延長ケーブルを使うことになってしまいます。
また、最寄りのコンセントと電化製品を起きたい場所との間に掃出し窓があった場合は、掃出し窓の下をケーブルが這うという、非常に残念なことが起こってしまいます。

それらの問題は特に、私がふだん使う部屋とキッチンで顕著でした。
ですから、新しく建てる家には、十分な数のコンセントをつけよう、どんな場所に電化製品を置くにしても変な場所(掃き出し窓の下とか)をケーブルが這わないようにしよう、と強く思っていたのです。

ちなみにコンセントに関しては、エアコン用のコンセントも決めなければなりません。
こちらについては、まずエアコンをどの場所に設置する(可能性がある)かを決め(これによってそもそも窓の位置とか大きさを変える必要が出てくる場合もあります)、その(室内機の)場所から無理なく室外機が置けるかを確認し、そのうえで、エアコン用コンセントの位置を決め、さらに室外機と室内機とを接続するホース用の穴の位置を決める、という複合的な判断が求められます。
エアコンについては、現時点で設置する予定の場所に加えて、将来設置する可能性のある場所についても、これらの要素を判断のうえ、コンセントと穴を設置しておくことにしました。
posted by そらパパ at 20:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 療育一般 | 更新情報をチェックする
子どもが自閉症かもしれない!どうしよう!という親御さんへのアドバイスはこちら
孫が自閉症らしい、どうしたら?という祖父母の方へのアドバイスはこちら

fortop.gif当ブログの全体像を知るには、こちらをご覧ください。
←時間の構造化に役立つ電子タイマー製作キットです。
PECS等に使える絵カード用テンプレートを公開しています。
自閉症関連のブックレビューも多数掲載しています。

花風社・浅見淳子社長との経緯についてはこちらでまとめています。