2017年04月10日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(111)

さて、先に内装の色の話に触れましたが、「色」ということでいうと、実際に建物の仕様を決める際には、本当にありとあらゆる建材について「色」を決めていく必要がありました

今回、建物の外観は基本的にグレー、内装はナチュラルカラー(室内の建具はダークカラー)というのが「基本カラー」になりましたから、マイナーな建材の色はすべてこの基本カラーに基づいて決めていきました。
以下、耳慣れない建材名も出てきますが、あまり本質ではないので一つ一つ解説しません。ググれば出てくると思いますので、もし興味があれば個別に確認してみてください。

基礎表面のセメント:グレー
土台水切り:シルバー
雨樋:ツートンカラー(屋根の直下の水平部分は白、そこから下の垂直部分はダークグレー)
軒天:ダークベージュ
破風:白
玄関ドア:シルバー
玄関ドア取手:シルバー
玄関タイル:ダークグレー
玄関庇:シルバー
勝手口ドア格子:シルバー
勝手口庇:シルバー
窓サッシ:ツートンカラー(内側ナチュラルウッド、外側シルバー)
面格子:シルバー
バルコニートップ・笠木:シルバー
物干し金物:ステンシルバー
玄関収納(靴箱):ダークブラウン


上記では省略していますが、メーカーや建材の銘柄まで決める必要のあるものも(上記の中には)いくつもあります
また、上記で省略した、もっと細かいものもたくさんありました。(例えば、畳の縁の模様とか色合いとかです。これについても、何十種類もあるデザインの中から、家族にも相談して、1つを決めなければならないわけです。)

こういった細かいものについては、一部はモデルハウスの仕様決めルーム(いろいろな建材のサンプルやカタログがずらりと並んでいて、中央にあるテーブルで担当の人と一緒に建材の仕様を決めている打ち合わせ部屋)でカタログや実物サンプルを見ながら決めていったり、一部は他の大物設備の見学でショールームに行ったときについでに見て確認したりしましたが、それでももちろん全部ではなく、例えば破風の色みたいな超マイナーなものについては、選べる色の種類(白、グレー、クリーム色みたいな)を文字で見ただけで決めるようなものもありました。

ともあれ、こういった細かい仕様について、3〜4回、毎回半日からまる一日かけて行われた仕様決めの打ち合わせを通じて、1つ1つ決めていったわけです。

・ショールームで見るような大物設備:ショールームで決めた仕様の見積もりが勝手にハウスメーカーに送られていて、打ち合わせの日にはそれを見せてもらいながら最終確認して仕様決定

・それ以外の設備や建材:ハウスメーカーとの打ち合わせの中で1つ1つ確認して決定

posted by そらパパ at 21:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 療育一般 | 更新情報をチェックする
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