・トイレ以外の全部屋の壁:高耐久、ベージュ系の落ち着いた白、ファブリック系のプレーンな模様ありの壁紙
・トイレの壁:高耐久、小さな花の柄の入った白の壁紙
・天井:コンクリート的な真っ白でやや光沢性のある壁紙(天井の壁紙が破れる・汚れることはほとんどないので、高耐久ではなく、部屋の広さを感じさせてくれる色を選びました)
・梁型:木目
のうち、注目は、最後の「梁型」です。
今回の家は、設計上、1階、2階とも天井の一部に梁が露出します。
でも、長期優良住宅、省令準耐火建物とするために、室内で木材を露出することは厳禁で、梁が出る場合にはその梁も石膏ボードで囲わなければなりません。
その結果、梁は、石膏ボードに覆われた「梁型」として天井に出てくることになるわけです。
ここで特に何も指示を出さないと、この梁型は普通に「天井用の壁紙」で囲われてしまいます。
でもそれではつまらないので、今回は、この突き出した梁型の部分にだけ、「木目の壁紙」を貼ることにしたのです。
その結果、梁型が出ている天井を見上げると、まるで木の梁が出ているように見えます。ちょっと、いい感じですよね。(^^)
そして、更に残っているのが「クッションフロア」です。
洗面所やトイレなどの水回りでは、フローリングを敷くと水がかかって木が腐ってしまうことがあるので、大抵の場合は、クッションフロアと呼ばれるビニール製の防水の床材を敷きます。
文字どおり、ちょっとクッション性のある、ビニールマットみたいな質感の床材です。
まあぶっちゃけ、安っぽい質感のため部屋のグレード感は落としてしまう床材なので、人によっては思い切って洗面室やトイレもフローリングにしてしまうケースも多いと思います。
実際、我が家も、キッチンについてはリビングダイニングと同じ無垢フローリングを使うことにしたのですが、さすがにトイレや洗面室については、子どもも含めて水浸しにしてしまう可能性もそれなりにある(特に洗面室は日常的に濡れた足で歩く)ことから、無難にクッションフロアを使うことにしました。
メーカーとブランドについてはビルダーのほうで最初から固定だったので、あとはカタログを見て、床面のデザイン(模様と色)を選ぶだけでした。
まず、洗面室の床については、妻の希望で観光ホテルの大浴場や銭湯の脱衣場のような、竹ラグ風の模様のクッションフロアを選びました。
ちょっと奇抜かと思いましたが、実際に敷いてみると洗面室(当然我が家の浴室の脱衣所も兼ねています)にはぴったりで悪くないデザインでした。
そして、トイレには、白い大理石風のデザインのものを選びました。
妻は、もっと濃い色のものを希望したのですが、私の考えとして、汚れる可能性のある場所は汚れが見える色でないといけない(そうしないと汚れに気づかず放置してしまう)、というのがあるので、多少色味はあっても、トイレの床は白系にするというのは譲れませんでした。
というわけで、床材についても、これでひととおり仕様が決まったことになります。