2017年04月03日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(110)

さて、内装の仕様指定のなかで、「壁紙」について書いていますが、今回決定した壁紙の仕様、

・トイレ以外の全部屋の壁:高耐久、ベージュ系の落ち着いた白、ファブリック系のプレーンな模様ありの壁紙
・トイレの壁:高耐久、小さな花の柄の入った白の壁紙
・天井:コンクリート的な真っ白でやや光沢性のある壁紙(天井の壁紙が破れる・汚れることはほとんどないので、高耐久ではなく、部屋の広さを感じさせてくれる色を選びました)
梁型:木目


のうち、注目は、最後の「梁型」です。

今回の家は、設計上、1階、2階とも天井の一部に梁が露出します。
でも、長期優良住宅、省令準耐火建物とするために、室内で木材を露出することは厳禁で、梁が出る場合にはその梁も石膏ボードで囲わなければなりません。
その結果、梁は、石膏ボードに覆われた「梁型」として天井に出てくることになるわけです。

ここで特に何も指示を出さないと、この梁型は普通に「天井用の壁紙」で囲われてしまいます。
でもそれではつまらないので、今回は、この突き出した梁型の部分にだけ、「木目の壁紙」を貼ることにしたのです。



その結果、梁型が出ている天井を見上げると、まるで木の梁が出ているように見えます。ちょっと、いい感じですよね。(^^)

そして、更に残っているのが「クッションフロア」です。

洗面所やトイレなどの水回りでは、フローリングを敷くと水がかかって木が腐ってしまうことがあるので、大抵の場合は、クッションフロアと呼ばれるビニール製の防水の床材を敷きます。

文字どおり、ちょっとクッション性のある、ビニールマットみたいな質感の床材です。
まあぶっちゃけ、安っぽい質感のため部屋のグレード感は落としてしまう床材なので、人によっては思い切って洗面室やトイレもフローリングにしてしまうケースも多いと思います。

実際、我が家も、キッチンについてはリビングダイニングと同じ無垢フローリングを使うことにしたのですが、さすがにトイレや洗面室については、子どもも含めて水浸しにしてしまう可能性もそれなりにある(特に洗面室は日常的に濡れた足で歩く)ことから、無難にクッションフロアを使うことにしました。

メーカーとブランドについてはビルダーのほうで最初から固定だったので、あとはカタログを見て、床面のデザイン(模様と色)を選ぶだけでした。

まず、洗面室の床については、妻の希望で観光ホテルの大浴場や銭湯の脱衣場のような、竹ラグ風の模様のクッションフロアを選びました。
ちょっと奇抜かと思いましたが、実際に敷いてみると洗面室(当然我が家の浴室の脱衣所も兼ねています)にはぴったりで悪くないデザインでした。

そして、トイレには、白い大理石風のデザインのものを選びました。
妻は、もっと濃い色のものを希望したのですが、私の考えとして、汚れる可能性のある場所は汚れが見える色でないといけない(そうしないと汚れに気づかず放置してしまう)、というのがあるので、多少色味はあっても、トイレの床は白系にするというのは譲れませんでした。

というわけで、床材についても、これでひととおり仕様が決まったことになります。
posted by そらパパ at 21:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 療育一般 | 更新情報をチェックする
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