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2016年12月26日 [ Mon ]

自閉症の子どもと暮らす家づくり(97)

さて、仕様を決めるために欠かせないショールーム巡りを通じて、具体的にどういったことを決めていったのかについても書いていきたいと思います。

まず、キッチンです。

キッチンは、今回のビルダーが提供する選択肢の幅が最も大きかった設備のひとつで、たしか8つくらいのメーカーの中から選ぶことができました。
しかも、それなりに「こだわり」ポイントも多い設備でもあったので、万全の準備をしてショールーム巡りに臨みました。

まず、メーカーホームページに行き、カタログPDFをダウンロード。さらにカタログだけでなく、ビルダー向けの設計仕様書や図面もダウンロードし、どういった仕様変更が可能なのか、そしてそれにはいくらかかるのかを、机上でわかる範囲で目いっぱい吟味しました。
素人なりに図面を引いたりもしました。

そのうえで、自宅からアクセス可能なショールームを巡り(大半のショールームは新宿にあるのですが、一部のメーカーは全然違う郊外にあったりします)、実物を見て、スタッフに質問をし、予算の範囲内で仕様変更の希望がかないそうな場合には見積もりまで作ってもらう、ということを繰り返したわけです。

今回、キッチンについて希望した仕様変更・追加仕様(単に色を変えたり、デザインを変えたりといった「カタログを見るだけでもできる程度のオプション以上のもの)は、主に以下のようなものになります。

・シンクの位置を中央側に45cmずらす。(シンク脇に食洗機置き場を作るため)
・食洗機が標準でついている場合はキャンセルする。
・シンク位置の移動に伴い、収納のレイアウトを変更する。具体的には、シンク直下の収納は位置だけずらして元のまま、シンクをずらして生まれた食洗機置き場の下は引き出しのない開き戸のみの大きなボックス収納、逆にシンクを動かすことで狭くなった調理スペース下収納は3段引き出しの食器入れ、コンロは動かしていないので変更なし。
・シンクの水栓は浄水器内蔵型のシャワー水栓に変更。
・さらにシンクに穴を開けて食洗機専用の水栓を追加する。
・キッチンの背中側の食器棚は、壁面固定の「上の部分」だけをとりつけ、「下の部分」は取り付けない(下半分は希望する収納の組み合わせがほとんどないため、別途棚等を準備して組み上げることにしたため)


「見た目が美しい」とか、「収納がいろいろ工夫されている」とか、そういうキッチンのカタログで強調されているようなポイントはほとんど見てません(笑)。
というか、そういった部分についていえば上位メーカーのものはどれも五十歩百歩だし、だいたい先に触れたような「カタログレベルでオプション選択できる範囲」に含まれているので、メーカーと構造的な仕様を決めたあとで、その辺については妻に一任して全部決めてもらいました。
ですので、「事前の特注や、加工の工事が必要なこと」みたいなことについては私のほうで決めていったわけですが、一般に言われるような(例えばマンションのオプション選びのような)意味での「キッチンの仕様決め」の部分、色やテクスチャーといったデザインや、追加でつける便利小物といった部分については、全部妻に決めていってもらったわけです。

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2016年12月19日 [ Mon ]

自閉症の子どもと暮らす家づくり(96)

さて、仕様について、大がかりなところから少しずつ細かいところに進んでいきますが、このあたりで始まるのが、

・ショールーム巡り

です。

実は、注文住宅で家造りをするまでは、街のあちこちにあるショールームがいったいどういう目的で存在するのか、正直なところよく分かりませんでした。
たとえば家具屋さんとかホームセンターの水回り用品販売コーナーと何が違うのかいまいち分からなかったのです。

でも実際に経験してみると、注文住宅を建てる際にさまざまな選択肢があり、その選択肢を絞り込む際に「実際に見る」「細かいオプションを決める」ための場所だということがよく分かりました。
ユーザーが勝手にショールームで実物を見るだけじゃなくて、そのうえで見積もりをとり、細かい仕様決めをして、ショールームからビルダーに「仕様を確定させた見積もり」を送り、そのうえでビルダーからメーカーに「発注」する、という流れの一部も担っているわけですね。
ですから、キッチンやお風呂のような大型の水回り設備については、「ビルダーにお任せ」してしまわない限り、必ずショールームに行って見積もりをとり、仕様を確定させなければならなかったりするわけです。

私は、選択可能なものについては「ビルダーにおまかせ」は一切やらなかったですし、さらに複数のメーカーの選択肢がある場合(例えばキッチンだと、6メーカーくらい選べました)、見る前から絞り込まずに、全部のショールームで実物を見るようにしたので、結果的に10か所以上のショールームを回ることになりました。
キッチンやお風呂、トイレ・洗面台といった主要な水回り設備だけでなく、床やドア(室内・玄関)、屋根(瓦)、外壁、またこれはビルダーへのオーダーではありませんが、外構に関する門・塀・フェンス・機能門柱(ポストや表札を兼ねている門柱のこと)についてもショールームを回りました。

ちなみに、LIXIL(INAX)とかTOTOといった大手メーカーのショールームだと、いくつもの設備がまとめて見られるのでつい全部一か所で全部決めてしまいたくなる誘惑にかられるのですが、これはやめたほうがいいと思います。
ちゃんと比べてみると、やはりメーカーごとに得意・不得意なジャンルがあって、全部同じところで選ぼうとするとベストの選択にならない可能性が高くなるからです。

posted by そらパパ at 20:34 はてなブックマーク | コメント(0) | トラックバック(0) | 療育一般

2016年12月12日 [ Mon ]

自閉症の子どもと暮らす家づくり(95)

さて、防犯性能を高めるための住宅の仕様の基本として、防犯合わせガラスを採用することにしたわけですが、ビルダーがオプションでリーズナブルに提供してくれるプランから外れるものとして、以下のような部位のガラスがありました。

・キッチン出窓(特注なので)
・勝手口ドアのガラス部分(窓ではないので)
・玄関ドアのガラス部分(窓ではないので)


このうち、キッチンの出窓と勝手口ドアのガラス部分については、別途追加コストを払うことで防犯ガラスを入れることにしました。
これらについては当たり前に「窓ガラス」であり、防犯ガラスにしないことは家に弱点を作ってしまうことに他ならないからです。
これらについてはオプションではなく定価になり、しかもキッチン出窓については既存サイズのなかではかなり大きなもので、限りなく「特注」に近い料金設定になっているため、このキッチン出窓と勝手口ドアだけで、ビルダーオプションで設定できた、その他すべての窓の防犯ガラスの価格の半分よりも高くなってしまいました。(^^;)

そして、悩ましいのが玄関ドアです。
これは1階でもあり、狙われやすい場所でもあるので、ある意味防犯ガラス化は必須なのですが、防犯ガラスを入れた場合の追加コストが極めて大きかったのです。(ここ1枚で他の全窓のビルダーオプションと同じくらい)

この問題の簡単な回避方法として、「窓のない玄関ドアを選ぶ」というのもあるのですが、それはそれで玄関を暗くしてしまいます。
そこで最終的に、「ガラスの形状が細長くて割っても体も腕も入らない・ガラス部分の位置関係から、クレッセントにも手が届かない」、さらに「ガラスを割ってもドアの格子が邪魔をしてほとんど開口部が生まれない」というデザインのドアを見つけ、それを選びました。

なお、それ以外によく言われる、

・窓にシャッターをつける
・窓の外側に格子を入れる


というのは、ビルダーの標準設定・無料サービスの範囲内で採用しましたが、これらについてはどちらもその気になれば簡単に破ることができ、「最初の5分」を防御することができないので、防犯効果は全然大したことはないという認識です。

どちらかというと、台風などのときにものが当たって窓を割ったりしないということで、防災性能のほうが期待できるくらいかもしれませんね。

posted by そらパパ at 23:45 はてなブックマーク | コメント(0) | トラックバック(0) | 療育一般

2016年12月05日 [ Mon ]

自閉症の子どもと暮らす家づくり(94)

さて、家族と家を犯罪から守り、子どもを支える体制を維持するためには不可欠な、高い「防犯性能」を実現するためのアプローチについて、いったん「住宅の仕様」ではない部分から先に書きました。(そちらのほうがむしろ重要だと思っているからです)

そのうえで、「住宅の仕様」として、防犯性能を高めるために選んだものがいくつかありますが、その最たるものが、

・防犯ガラスの採用

です。

ご存知の方も多いと思いますが、住宅用の窓ガラスの一種として、「防犯合わせガラス」というものがあります。
これは、窓ガラスを多層構造にして、ガラスとガラスの間に樹脂フィルムのようなものを挟み込むことで、「叩いても割れない」ガラスにしてしまうというものです。
効果は非常に高いと言われており、泥棒が家に侵入しようとする際の「最初の5分」では破壊できないため、泥棒が侵入を諦める可能性が高くなります。
また、そのような性能をもった防犯ガラスには、その性能の証明として「CP(Crime Prevention)マーク」のステッカーが貼られており、外から見えるようになっています。
これもまた、泥棒に対して強い牽制効果をもつことが期待できます。

ですから、これを家の窓ガラスとして採用することで防犯性能を大幅に高めることができるわけですが、当然ながら、問題はコストです。

普通に積算すると、窓ガラスを防犯合わせガラスに替えるだけで、1窓あたり数万から10数万程度かかってしまいます。

ところが、ここでもA社には魅力的なオプションがあったんですね。
なんと、「すべての窓を防犯合わせガラスにする」というオプションが、個別に入れるよりも遥かに安い価格で選べたのです。

これを使わない手はないということで、このオプションを追加することに決めました。

でも、このオプションには条件があって、「標準仕様の範囲で設置されている窓ガラスだけ」が対象になります。
この条件によって除外されてしまうガラス部分として、

・キッチン出窓(特注なので)
・勝手口ドアのガラス部分(窓ではないので)
・玄関ドアのガラス部分(窓ではないので)


があります。
これらについて、どう対応したかについては次回書きたいと思います。

posted by そらパパ at 20:35 はてなブックマーク | コメント(0) | トラックバック(0) | 療育一般

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