2016年10月24日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(88)

さて、間取りについての話題がひととおり終わりましたので、今度は「仕様」について書いていきたいと思います。

仕様、というのは、どういった性能や特性をもった素材や構造や特定の商品で家を構成していくか、といったことで、設計図面でいうと、部屋の形や配置がどうなっているかというのが「間取り」で、その間取りの中に書き込まれる「ここの壁にはこの商品を使って…」とか、図面の外側に表で記載される「外壁:○○、屋根:○○」みたいなのが「仕様」といえるでしょうか。

そんな「仕様」のなかの最たるものは「木造か、鉄骨造か、鉄筋コンクリート造か」というものでしょう。
これについては、コスト面を考えれば、ほとんど木造一択です
地下室と屋上を作るとか、5階建以上を作るとか、そういった特殊な目的がなければ、個人の小さな家で鉄筋コンクリートというのはほとんどありえません。
軽量鉄骨造については、コスト的にはぎりぎりないこともないレベルですが、これもまた普通の2階建ての家を建てるのであればあえて選択するメリットがあまりありません。

ということで「木造」というのはほぼ自動的に決まるのですが、こんどはその木造のなかで大きく二つの構造タイプに分かれます。
それが、「在来工法(軸組工法)」と「ツーバイフォー工法」です。

このあたりの細かいところは家づくりの本などを見ていただいた方が早いと思いますが、簡単にいうと、柱をいっぱい立てて、壁はその柱と柱の間に筋交いを入れて作るのが在来工法、柱というよりは壁を設置するための「枠」を作って、その枠に合板を張った「パネル」を作り、そのパネル状の壁がそのまま耐震構造になるのがツーバイフォー工法です。

家づくりの勉強を始めたりすると、だいたい最初に入ってくるのが「ツーバイフォーのほうが地震に強い」「ツーバイフォーのほうが断熱性が高い」といった、ツーバイフォーの優位性を強調するような世間的な評判です。

私の場合もそうだったので、家を建てることに決めた当初は「うちはぜひツーバイフォーで建てよう」と思い、ツーバイフォーに強い工務店を探したりしていました。

でも途中からは、ツーバイフォーのビルダーとは縁遠くなり、いわゆる在来工法のビルダーばかりが残っていったのです。
posted by そらパパ at 23:26| Comment(0) | TrackBack(0) | そらまめ式 | 更新情報をチェックする
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