2016年01月11日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(51)

さて、ここまで、一般の個人が注文住宅でローコストに家を建てる場合に想定できるパートナーをまとめてきました。

我が家も、だいたいこれらのパートナーに順にあたっていくことになったのですが、実は最終的に選んだのは、ここでご紹介した1)〜4)のどれにも該当しないところでした

そのあたりについても、順を追ってお話ししていきたいと思います。

今回、家を買う予算について、当初の想定からすると予算オーバーを何度も何度も繰り返すことになりました。
もともと安い建売を買うことを想定していたので、土地から買うことにした時点でいちど予算を引き上げていますし、さらに買う土地についても、条件のいい分譲地を選んだことで、さらに予算が上がってしまいました

ですからここは、建物を建てるコストを可能な限り抑えることで、トータル予算をできるだけ圧縮しなければならないわけです。

そんなわけで、パートナーとして当初想定していたのは、言うまでもなく一番安い「パワービルダー」でした。
建売をたくさん建てている業者の、注文住宅部門ということですね。

そこで、情報を集めようとしたのですが、当時、パワービルダー系で広告を出したりパンフ等を作成したりして一般ユーザー向けに広く門戸を開いていたのは、1社程度しかありませんでした。
それ以外は、どちらかというと不動産屋を介して見積もりなどを取ってもらう(そのうえで、気に入ったら不動産屋から紹介してもらう)といった、あまりオープンではないチャネルしかないような感じでした。

そして、唯一の詳しいパンフを作っていた業者については、「屋根の形状が決まっていて、私が希望する広いグルニエが作れない」ということが分かったのでパートナー候補から除外、それ以外の業者については不動産屋を介して出てくる間取り案・見積もりが不明瞭なうえ、やはり「標準仕様」からカスタマイズする部分を増やしていくとあっという間にコストが跳ね上がっていくということが分かり、実は私のイメージするような(いくつかこだわりのある)家を建てる場合、パワービルダーというのはあまり向いていないということがだんだん分かってきました。

いちおう、それでもコストは最低レベルだったので、不動産屋を通じていくつかの業者とのパイプはしばらく維持していたのですが、最終的には別の業者でよりいい提案が出てきたので、パワービルダーに頼むということはやめることにしました。(まあ、これによってさらに当初の想定よりも予算が上がっていく結果にはなってしまったのですが…)
posted by そらパパ at 20:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 療育一般 | 更新情報をチェックする
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