2015年10月19日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(40)

土地探しが煮詰まってきて、もともとの条件だと既にめぼしい物件が見当たらなくなっていたため、少し方向性を変えて物件探しを続けていきました。

1つめは、「郊外に出ないで市区を変えられる土地を探す」という方向性です。(これは、「より郊外に出る」という選択肢が大失敗だったことの「揺り戻し」みたいな側面もありました。)

このシリーズ記事の最初の方で「さまざまな選択肢」を検討した際に出てきたとおり、学区を変えるための選択肢として、郊外に出るだけでなく隣接する(郊外に出ていかない)市区に移転するという案もあります。
もともと、今より広い家に移りたいという希望もあったため、家を買うという観点からはこの選択肢は予算的に厳しいため除外していたのですが、実際に調べてみると、郊外と変わらないような単価の土地もちらほらあることが分かりました。

そこでそれらの土地を回ってみたのですが、やはり実際に行ってみると、安い土地は傾斜地で擁壁があったり、前面道路が狭すぎて車で入ってくるのが非常に難しかったり、老朽化した違法建築建物に取り囲まれた薄暗い土地だったりして、およそ購入意欲をかきたてられるような物件は存在しませんでした。
ただ、この物件探しの流れのなかで、不動産業者がこちらの条件をあえて外して出してきた物件があり、その物件に強く惹かれました。

それは、いま住んでいる家からわずか100mあまりしか離れておらず、実際歩いても徒歩2分ほど。毎日の通勤で使っている道に面した、よく知っている場所でした。
そこは駐車場として使われていたので売地になっていることには気づかなかったのですが、実際には売りに出ており、売れれば駐車場として使うのをやめて引き渡す、という形になっていたのでした。

この土地は非常に条件がよく、東向きの完全な整形地、土地面積もちょうどいい大きさで、周囲も比較的最近建て直されたきれいな家ばかりで、もちろん私の最寄り駅も通勤時間も変わらず、娘の学区だけが変わります。

ただ、問題はやはり値段でした。売り出し価格が、予算に対し1000万円近く高かったのです(だから私の希望に合った物件としては出てこなかったわけです)。
ただ、この設定価格は相場と比べても高かったので、相場に合わせた価格で申込みをしました。申込価格は、設定価格よりも300万円ほど低い値段だったように思います。それでも大幅に予算オーバーですが、資産価値がそのぶん見込めるのでやむを得ないと判断しました。

でも、結局この土地は、金額で折り合いませんでした。
売主が自身の設定価格に非常にこだわっていて、不動産業者の営業マンが相当頑張ってくれても、確か30万円ほどしか下がらなかったと記憶しています。
その金額では、予算オーバーに加えて相場よりはるかに高い高値掴みになってしまうので、この物件も最終的に断念せざるを得ませんでした。(ちなみにこの土地ですが、それから1年半ほどたった現在でも売り出し中です。値段も100万円ほどしか下がっておらず、まだ超割高です。駐車場として使われていますし、あまり売る気がないんでしょうね。)


posted by そらパパ at 20:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 療育一般 | 更新情報をチェックする
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