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2015年10月26日 [ Mon ]

自閉症の子どもと暮らす家づくり(41)

めぼしい土地が見つからなくなって、少し毛色を変えた土地探しをしているなかで、もう1つ白羽の矢を立てたのが「二世帯住宅用の土地」でした。

以前も書いたとおり、売れ残っている土地の1つの典型例として「中途半端に広すぎる土地」というのがあります。

これは、例えば低層住宅地域での140m2とか150m2といった土地のことを指します。
150m2くらいだと、半分に割ると狭すぎてまともな家が建たないのでそのまま分割せずに売るしかありませんが、じゃあ適度な広さの100m2の土地の1.5倍で売れるかといえば、絶対に売れません。100m2の土地相場が5000万円だったとして、150m2の土地は7500万円では絶対に売れず、せいぜい6500万円、さらにそういう「広い土地」は古い住宅地の奥まったところにありがちですから、そういう条件の悪さが重なると下手をすると6000万円前後でしか売れないかもしれません。

でも、もしその土地に二世帯住宅を建てようとすると、割安な土地に、大きさぴったりの広めの家を建てることができるかもしれません。これを狙ったわけです。
現在、郊外に住んでいる妻の実家の家族を呼んで、いわゆる分離型の二世帯住宅を建てれば、適度なプライバシーを維持しつつ、娘や妻に何かあったときにはすぐに助けてもらえて、「療育」の観点からもいい協力体制がしけるのではないかと考えたわけです。

その条件(広めで割安)で土地を探してみると、やはり古い住宅地には大量に物件が存在しました。
そして、かなり多くの現場を回って研究したのですが、結論としては、やはりやめておこう、という話になりました
その理由は、

・該当する土地はだいたい古い家の跡地で、撤去に金の掛かりそうな古家や大木、井戸などがあったり、水道などのインフラが入っておらずしかも私道からの引込みで私道所有者の許可が必要だったり、とにかく「面倒そうな土地」のオンパレードだったこと。
・物件が古い住宅地の奥にあることが多く、「徒歩圏の利便性」や「通勤の便」が悪い物件ばかりだったこと。
・最終的に、妻の実家の両親も、実家を引き払って引っ越すことに抵抗感があったこと。


といったことでした。

というわけで、やはりまたもや、土地探しは振り出しに戻ってしまったわけです。
この頃は、探しても探してもいい物件が見つからないことに、だんだん諦めのムードが漂ってきていました。

posted by そらパパ at 21:11 はてなブックマーク | コメント(0) | トラックバック(0) | 療育一般

2015年10月19日 [ Mon ]

自閉症の子どもと暮らす家づくり(40)

土地探しが煮詰まってきて、もともとの条件だと既にめぼしい物件が見当たらなくなっていたため、少し方向性を変えて物件探しを続けていきました。

1つめは、「郊外に出ないで市区を変えられる土地を探す」という方向性です。(これは、「より郊外に出る」という選択肢が大失敗だったことの「揺り戻し」みたいな側面もありました。)

このシリーズ記事の最初の方で「さまざまな選択肢」を検討した際に出てきたとおり、学区を変えるための選択肢として、郊外に出るだけでなく隣接する(郊外に出ていかない)市区に移転するという案もあります。
もともと、今より広い家に移りたいという希望もあったため、家を買うという観点からはこの選択肢は予算的に厳しいため除外していたのですが、実際に調べてみると、郊外と変わらないような単価の土地もちらほらあることが分かりました。

そこでそれらの土地を回ってみたのですが、やはり実際に行ってみると、安い土地は傾斜地で擁壁があったり、前面道路が狭すぎて車で入ってくるのが非常に難しかったり、老朽化した違法建築建物に取り囲まれた薄暗い土地だったりして、およそ購入意欲をかきたてられるような物件は存在しませんでした。
ただ、この物件探しの流れのなかで、不動産業者がこちらの条件をあえて外して出してきた物件があり、その物件に強く惹かれました。

それは、いま住んでいる家からわずか100mあまりしか離れておらず、実際歩いても徒歩2分ほど。毎日の通勤で使っている道に面した、よく知っている場所でした。
そこは駐車場として使われていたので売地になっていることには気づかなかったのですが、実際には売りに出ており、売れれば駐車場として使うのをやめて引き渡す、という形になっていたのでした。

この土地は非常に条件がよく、東向きの完全な整形地、土地面積もちょうどいい大きさで、周囲も比較的最近建て直されたきれいな家ばかりで、もちろん私の最寄り駅も通勤時間も変わらず、娘の学区だけが変わります。

ただ、問題はやはり値段でした。売り出し価格が、予算に対し1000万円近く高かったのです(だから私の希望に合った物件としては出てこなかったわけです)。
ただ、この設定価格は相場と比べても高かったので、相場に合わせた価格で申込みをしました。申込価格は、設定価格よりも300万円ほど低い値段だったように思います。それでも大幅に予算オーバーですが、資産価値がそのぶん見込めるのでやむを得ないと判断しました。

でも、結局この土地は、金額で折り合いませんでした。
売主が自身の設定価格に非常にこだわっていて、不動産業者の営業マンが相当頑張ってくれても、確か30万円ほどしか下がらなかったと記憶しています。
その金額では、予算オーバーに加えて相場よりはるかに高い高値掴みになってしまうので、この物件も最終的に断念せざるを得ませんでした。(ちなみにこの土地ですが、それから1年半ほどたった現在でも売り出し中です。値段も100万円ほどしか下がっておらず、まだ超割高です。駐車場として使われていますし、あまり売る気がないんでしょうね。)

posted by そらパパ at 20:05 はてなブックマーク | コメント(0) | トラックバック(0) | 療育一般

2015年10月12日 [ Mon ]

自閉症の子どもと暮らす家づくり(39)

さて、当初検討エリアよりも「さらにもう1段郊外」の土地について、正式に申込みに進む前に、私としてはどうしてもやっておきたいことがありました。

それは、「条件を変えて何度もその土地に足を運ぶ」ということです。

実際、この土地については、「最終的な決断」をするまでに、4回足を運んでいます。

1回目は、不動産業者の営業カーに乗って物件めぐりをしていたなかの1件として。

2回目は、同じ日、不動産業者の営業店を出た後、自分の足で駅から物件まで歩いて。

3回目は、翌日(日曜日)、夜の雰囲気を確認するために、夜に駅から物件まで歩いて。

そして4回目は、さらにその翌日(月曜)、早朝に物件の最寄り駅まで移動したうえで、あらためて会社に向かう電車に乗り、「通勤のイメージ」をつかむために。


そして、「最終的な決断」を下すのに決定的な要因になったのは、この「4回目」でした。
実際に朝の通勤電車に乗ってみて、朝の通勤の負担が予想以上に大きいことに気づいたのです。
この物件の最寄り駅は、ターミナル駅で特急も止まるため、朝の通勤時間帯以外での電車の所要時間は、各駅しかとまらない元の住所の最寄り駅と比べても10分も違いません。
ところが、朝は電車がつかえてノロノロ運転になってしまうため、この「差」が大幅に拡大し、しかも各駅でない電車に乗るために混雑がものすごく電車の中で何もできず、倒れないように立っているだけで体力を消耗するような状態が続きました。

実際、会社に着いてみて、これから仕事なのにすでに疲れている自分に気づき、「これはわざわざ大金を払って引っ越すべき場所じゃない」と確信したわけです。

すぐに不動産業者には断りの電話を入れました。
時間がたてばたつほど売主にも迷惑をかけてしまうからです。

こんなわけで、またもや物件探しは振り出しに戻ってしまいました。
朝の通勤時間帯のノロノロ運転と各駅以外の電車の今沙汰うが予想以上だったので、これ以降、エリアを当初の希望以上に郊外側に広げるのもやめることにしました。
そうなってくると、もう元の希望エリアではめぼしい物件はあらかた見尽くしてしまっていたので、改めて物件探しの「ベクトルを変える」ために、次のような2つの方向性を考えることにしました。

1つは、「郊外に出ないで市区を変えられる土地を探す」という方向性、
もう1つは、「二世帯住宅を前提により広い土地を探す」という方向性です。


posted by そらパパ at 21:07 はてなブックマーク | コメント(0) | トラックバック(0) | 療育一般

2015年10月05日 [ Mon ]

自閉症の子どもと暮らす家づくり(38)

さて、前エントリで、「商業施設に近い低層住居地域」というのが、実はかなり難しい条件だということを書いたわけですが、物件探しをしていて、この条件を満たす土地が、実は1箇所目の前にありました

それが、少し前のエントリで触れた、「土地だと思って申し込んだら既に建売りになることが決まっていた」分譲地でした。
この土地は、低層住宅地域にある分譲地でありながら、徒歩10分以内でその地域随一のショッピングモール(もちろんフードコートもあります)に行け、かつその経路で大きな信号を横断する必要がない、希望に合致した立地でした
ただそれだけに、買い逃した区画以外はかなり割高で、しかも土地の面積が希望にわずかに届かず狭かったこと、申し込んだ区画でトラブったことからその分譲地担当の不動産業者と微妙な雰囲気になったことなどから縁遠くなり、別の物件を探すことになったわけです。

そんな流れの中で、次に目をつけたのが、「さらにもう1段郊外のエリア」でした。
東京の西エリアに詳しい方ならすぐ分かるかもしれませんが、東京の西エリアでは、23区に隣接した一連の市区(武蔵野市、三鷹市、調布市、狛江市など)と、さらにそのもう1段外側の市区(小金井市、府中市、稲城市など)で、かなり環境が変わります。(ちなみに、もう少し北の西東京市や清瀬市、南側の川崎市などもありますが、今回は中央道へのアクセスや妻の実家へのアクセスを考え、それらのエリアはアクセスが悪いということで検討対象から外しました。)

当初検討エリアでの土地探しがやや煮詰まってしまったことから、少し足を伸ばして、1段外側のエリアの不動産屋に顔を出して、そちらでも土地を探してみたところ、なかなかいい物件が見つかったのです。
その土地は、その市区最大のターミナル駅からほぼまっすぐに徒歩10分程度のところにあり、駅前まで出ればショッピングモールも含め、買い物に困ることはなさそうでした。このあたりまでくると、「都心に出て買い物」というよりターミナル駅周辺で完結する感じになり、ベッドタウンというよりは地方都市的な雰囲気が強くなってくる印象です。
また、学区の特別支援学校はかなり近くなり、そちらの利便性も悪くないうえ、普通校の小中学校へのアクセスも良好でした。

土地自体は北向きという弱点がありましたが、整形地で建物プランはやりやすそうで、かつ建ぺい率が40%ではなく50%となっていたため、土地の広さの割に広い家が建てられます。
何より、もともとの検討エリアよりも地価がぐっと安くなるため、希望よりも広い家を建てても、資金プラン的には相当余裕が出てくるというメリットもありました。

家に帰ってから、この土地について真剣に検討したいという意思を業者に電話で伝えたところ、とりあえずでいいので申し込んで欲しいと返されたので、まだ実際には意思は固まっていなかったのですが、申込みを行うことにしました。そんな感じだったので、この時点では電話で口頭で伝えただけです。

その後、すぐに業者から印刷用の申込書がメールで届いたりしはじめましたが(まあ、向こうは商売なので当たり前ですね)、私としてはその前にやらなければならないことがありました。

posted by そらパパ at 21:24 はてなブックマーク | コメント(0) | トラックバック(0) | 療育一般

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