2015年07月20日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(28)

さて、家造りを「土地」から始めることを決め、さらに「間取りプラン」についても自分で設計することに決め、どんどん「家ができるまで」が遠ざかっていっている気もしますが(笑)、基本的な「間取りプラン」を自分で作るときの進め方の1つのアイデアについて、療育的家作りの話題からはちょっと脱線して書いています。

さて、希望する間取りに必要な部屋の面積を合計して、フロアごとの面積が2〜3マス(1〜2畳)以上ずれている場合、間取りプランを前に進める前に、このアンバランスを解消していく必要があると思います。

なお、ここでは基本的に「総二階(全フロアの面積が同じ、直方体のような家)」を考えます。
総二階でない家なら2階の面積が1階より狭いことは問題になりませんが、そのような家は見た目は重厚になりますが都市部の家としては土地活用効率が低くコスト高にもつながりますので、ここではそういった家のプランについては考えません。(総二階をやめるくらいなら、下記にもありますが総二階のまま吹き抜けを作るほうがいいのではと思います。)

フロアごとのアンバランスの解消手段としては、以下のようなアイデアが考えられるでしょう。

1)ステップ1からやり直して、フロアごとの部屋の配分をそもそも変えてしまう。
2)1階よりも2階のほうが面積が小さい場合、差分で吹き抜けを作る。
3)1階よりも2階のほうが面積が大きい場合、差分で玄関を引っ込めてポーチを作る(引っ込めた玄関の上に2階の部屋が張り出して、雨風よけになる構造です)。
4)マス目が少ないほうのフロアの各部屋を広くしたり、新しい部屋を作ったりして、「広い方に合わせる」。

 玄関を広げる、LDKを広げる、洗面室を広げる、各部屋を広げる、部屋の収納を広げる、納戸や独立したウォークインクローゼットを作るなどが考えられます。
5)マス目が多いの方のフロアの部屋を狭くしたり、部屋を削ったりして「狭い方に合わせる」。
 こちらの場合、あまり選択肢がないことが多いですが、子ども部屋を6畳から4畳半にしたり、LDKを一回り小さくしたり、収納を小さくしたりといった感じでしょうか。

こういった手法を使って、フロアごとのマス目数のさが2〜3マス(1〜2畳)程度になるところまで追い込みます。

面積の問題が解決したら、次は「配置」の問題です。
面積だけなら別に「絵」を描く必要はなく、部屋ごとの面積を数字で書き出して集計すればいいのですが、それだとこの「配置」が考慮できません。

ここで考えるべきは、大きくいうと次のような部屋や建物パーツ間のつながりと、それを踏まえたフロア全体の形になります。

1)玄関から1階の部屋へのつながり。
2)1階と2階の階段の位置とつながり。
3)階段から2階の部屋へのつながり。
4)LDK内のLとDとKとそれ以外の場所へのつながり。


配置については、次のエントリで詳しく書いていきたいと思います。
posted by そらパパ at 20:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 療育一般 | 更新情報をチェックする
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