その中でももっとも大きなものは、
・今より広い家に住むことができる。
ということです。
今回、我が家には次女が生まれて4人家族になりましたが、次女が大きくなって個室が必要になるころには、いまの家がかなり手狭になることが予想されました。
もともと私が「モノの多い人間」で、本を自炊する前は本棚だけで壁一面相当くらいありましたし、それが自炊によりなくなった現在でも、デジカメ、ギターのエフェクター、スマホやタブレット、音楽CD、ゲームソフト(これは最近はまったく増えなくなりましたが)など、やはりモノは非常に多く、部屋がモノで溢れています。
そのために、現在の家の狭い部屋割では自分の個室と寝室を1つの部屋にまとめられず、2室使ってしまっている状態です。
ですから、このままこの家に住み続けるためには、レンタルロッカーみたいなのを借りるか、「断捨離」を断行して持ち物を劇的に減らすか、折りたたみベッドのような省スペース寝具を導入するか、私が寝るときはリビングを寝室にするといったトリッキーな環境を作るか、いずれにしても何らかの無理が生じる妥協が必要になると予想されました。
そしてもう1点、次女が生まれたことで現在の家が「手狭」になる要素がありました。
それが、
・小型車しか選べない駐車場の制約がある。
ということでした。
我が家には家の前の敷地に駐車スペースがありますが、ここが奥行き4mあって、長さ4m以下のクルマ(軽自動車や小型車が該当)だと縦に(道路に垂直に)クルマを停められます。
それより全長の長いクルマも停められるのですが、その場合は道路に平行な縦列駐車になり、自宅への侵入方向が1方向に限定されるうえに駐車の難易度が格段に上がります。
ですので、我が家では4m以下の小型車を選んで買っているのですが、次女が生まれ、子ども中心の4人家族になったことで、この大きさのクルマだとかなり狭いと感じるようになってしまいました。
あと20cmでもいいので長さを伸ばせると選べるクルマが格段に増えるため、できれば駐車場のもっと広い家に引っ越せないだろうか、という話がもともと出ていたわけです。
ですので、次女が生まれた時点で、我が家には(長女の問題抜きで)ある程度「住替え」のニーズが発生していた、ということになります。
だとすれば、
・長女の進学問題も解消し、
・家族が増えたことによる家の狭さ、駐車場の狭さの問題も解消できる、
「今の家を売却する、郊外への完全な引っ越し」を選ぶのが、もっとも合理的でしょう。
そんなわけで、今回の問題の解決方法として、8)のアイデアが俄然現実味を帯びてきたわけです。
※ちなみに、ここに並んでいないアイデアとして、「妻子のみ長女が高校の3年間だけセカンドハウスに引っ越す」というのもありました。富士五湖エリアにあるセカンドハウスのマンションは、意外と地域の特別支援学校に近く、一時はかなり真剣に検討したのですが、やはり卒業後の居場所の確保が非常に困難になるということと、病気などのときに対応しきれないだろうということで却下となりました。