2015年01月05日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(1)

当ブログにお越しくださっている皆さん、あけましておめでとうございます。
今年も当ブログともどもよろしくお願い致します。


さて、新年でキリのいいところでもありますので、新しいシリーズ記事をスタートしたいと思います。

今回取り上げるのは、療育のことを意識した「家づくり」についてです。

このブログで、療育にからんだ不動産の話を2回も書くことになるとは思いもよらなかったのですが、いろいろな状況の(一部は偶然も含む)重なりによって、「療育を考えた家えらび、家づくり」を行うことになりましたので、その話題を連続エントリとして書いてみることにしました。

(ちなみに1つめは「療育のためのセカンドハウス」というシリーズ記事です)

我が家は、このたび自宅を建てました。
その背景には、子どもの療育、子育てに関わるある重大な問題が生じた、ということがあります。
その状況の発生によって、どうしても「そのまま、いま住んでいる家に住み続ける」ことが困難になってしまったのです。
我が家では、その問題を解決するためにどうすればいいだろうか?ということを家族全員でじっくりと考えました。その結果、「いま住んでいる家を手放し、別の家に住み替える」のがもっとも賢明な選択である、という結論に達し、さらにその住み替えの具体的なやりかたを突き詰めていった結果、「土地から探してゼロから家を建てる」という判断をするにいたったというわけです。


上棟のころの様子です。

そして、今回の住み替えにあたっては、きっかけのみならず、その「検討」のプロセスのすべてにおいて、障害ある娘の療育や将来の生活のことを最重要の要検討ファクターの1つとして考慮し、進めていきました
乱暴ないいかたをすれば「療育のことを考えた家えらび、家づくり」を行なった、ということになると思います。

これから、この連続エントリで、今回家えらび、家づくりのプロセスを、「療育」という観点から書いてみたいと思っています。

ただそれは、「こういう風に、不動産に家庭のリソースを使うのが正しい」と主張したいわけではまったくありません。むしろ逆です。
子どもが障害をもって生まれてきて、そのことによってリソースをどこにかけるのか、ということはすべての家庭のケースごとに異なると思います。
そしてそれは、子どもや家族と向き合って決めたリソースの配分である限りにおいて、それぞれ個別に正当なものだと思います。

ですから、「こういう風に使うのが(絶対的に)正しい」ではなく、「こういう風に使うという我が家の経験を、(相対的な)1つのアイデア、経験談として提示してみる」というのが、このエントリの目的になります。

言い換えると、家庭のリソースの使い方として当ブログ以外ではあまり取り上げられていないネタとして、書いてみようと思っています。
これは、リゾートマンションの記事のときと同じです。

また、今回はエントリの中身を「療育」という話題に必ずしも限定せず、家づくりの過程で経験したさまざまなことや、「住」や不動産についての私の経験など、幅広い話題についても触れていくつもりです。
(「療育限定」のエントリをこのブログに書いて、家づくり全般の話題は別ブログで書こうかとも思ったのですが、両者は連動していて分けるのが難しいですし、それをやると「療育限定」のほうが早々にネタ切れになりそうだったので(笑)まとめてしまうことにしました。)
ですので、「療育」の話題だけを追いかけたいと考える方には、かなり遠回りな印象のエントリになりかもしれません。その点は予めご了承願います。

また、エントリの内容は、一部プライバシー等に配慮し、あえて事実と異なる記述をする場合があります。純粋なノンフィクションとしてではなく、事実に基づいたエッセイ的エントリとしてお読みいただければ幸いです。


↑いろいろ間取りを考えていた頃の案の1つ。家の真ん中に中庭があります。最終的にこの案はボツになりました。


posted by そらパパ at 21:55| Comment(2) | TrackBack(0) | 療育一般 | 更新情報をチェックする
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