2014年11月17日

障害者いじめの一つの「形」-「聲の形」から(23)

さて、ここまで、福祉制度の新しい枠組みとしての「ベーシック・インカム制度」について、メリットと思われる部分についてみてきたわけですが、もし本当にいいことばかりならとっくに世界のどこかで実現しているでしょう。

そうなっていないのは、やはり問題がある(と思われている)からですね。

当然ですが、そのなかでも最大の問題は、

財源が足りるのか。

ということに尽きるでしょう。

最低限の生活に必要なコストを、すべて国が面倒見るということですから、全国民数×最低生活費、に相当する金額を国庫にて確保しなければなりません。
そうなると、所得税・法人税等の税率はたとえば50%といったレベルになるでしょう。

その結果として、企業や「稼げる個人」、富裕層の資産等が海外に流出し、ますます国家の収入が細り、財政が破綻することが想定されます。
端的にいうと、ベーシックインカム制度は、資本主義が当たり前の国際社会の中で、ぽつんと1国だけが実施できる性格のものではない可能性が非常に高い、ということになります。

続きがあります・・・
posted by そらパパ at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | 更新情報をチェックする
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