2014年11月03日

障害者いじめの一つの「形」-「聲の形」から(22)

さて、前回のエントリで、マイナスのインセンティブ(努力しないほうがトクをする、という利害構造)が発生せず、また「(弱者であり困窮していることの)認定」という制度も必要でない、すぐれた支援の理論的枠組みとして「ベーシックインカム制度」というのが考えられるということに触れました。

ベーシックインカム制度とは、非常に乱暴に言うなら、現状でいうところの生活保護制度による支給に相当する金額(=健康で文化的な生活に必要な最低限の費用)が全員に支払われ、その原資をまかなうため、所得税や法人税など、経済活動によって生まれる収入に対して、いまよりも高率の税を課する制度です。

まずはこの制度のメリットの1つめである、「マイナスのインセンティブが発生しない」という点について考えてみたいと思います。

続きがあります・・・
posted by そらパパ at 21:49| Comment(4) | TrackBack(0) | 雑記 | 更新情報をチェックする
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