2014年10月06日

障害者いじめの一つの「形」-「聲の形」から(20)

さて、段階的認定制度の基づいた弱者支援のシステムの最大の問題点の1つは、それが「認定制度に基づいている」という、まさにその点にあります

と書くと意味がわからないかもしれませんが、非常にシンプルに言えば、認定制度に基づく弱者支援システムのもとでは、その認定制度が用意されていないようなタイプの弱者にはそもそも支援が提供されない、という問題です。

例えば、最近も少しニュースなどで話題になっていましたが「難病」に対する支援制度というのがあります。
指定された難病にかかった・かかっている人について、医療費の補助や免除等などの支援が提供されるシステムですが、このシステムでは、「難病に認定されるか否か」が決定的な重要性をもちます
ある病気が、その困難さが十分に理解されず、実際の「困窮度」が深刻であるにも関わらず難病認定されなかった場合、どんなにその病気で苦しんでいてもこのシステムからの支援はゼロになってしまうわけです。

続きがあります・・・
posted by そらパパ at 21:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | 更新情報をチェックする
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