2014年09月08日

障害者いじめの一つの「形」-「聲の形」から(16)

さて、前回までのエントリで、「福祉社会」を維持し、誤解や偏見から福祉によるサポートを敵視したり、私的制裁(=いじめ)によってそのサポートを無効化したりする人たちを作り出さないためには、福祉を受けている人たちをとりまく状況や困難さの実態について「社会の理解を広め、深める」不断の努力を続けることが不可欠だということを書いてきました。

上記のような「私的制裁」の圧力がかかる背景に「不公平感」があるわけですが、現在の一般的な福祉スキームでは、単に「社会の理解」が深まっただけでは完全に埋められない「不公平感」が生じる領域があります。

また、いつも使っているグラフによるモデルを見てみましょう。



このグラフ、左の方にギザギザがあります。
このギザギザは、福祉制度から提供されるリソースの量が、段階的認定によって決められていることによって生じています

要は、このグラフは福祉制度が「軽度」「中度」「重度」(それに加えて「認定なし」)という3段階の認定制度になっているような状態を表していて、そのような制度化では、「重度から中度」「中度から軽度」「軽度から認定なし」のそれぞれの境界域で、福祉制度から得られるリソースががくっと落ちるために、最終利得もがくっと落ちるケースが生じ、それがグラフ上は「ギザギザ」として表現されているわけです。

この「ギザギザ」の存在によって、大きく2つの問題が生じます。

続きがあります・・・
posted by そらパパ at 22:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | 更新情報をチェックする
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