2014年06月17日

聲の形 第4巻(まんがレビュー)

ずっと追いかけているこのまんがですが、いよいよ第4巻が本日発売されました。


聲の形(4)
大今 良時
少年マガジンコミックス

聲の形 第4巻

2巻、3巻は前の巻から2ヶ月間隔で出ていましたが、今回は3ヶ月空きました。
それもあって、連載で追いかけている私としては、4巻の収録範囲はかなり前の話という感じになっているんですが、この第4巻には、大きく分けて2つの大エピソードが含まれます。

※以下、マイルドなネタバレを含みます。ほんの少しのネタバレさえ読みたくない方はここで読むのをやめることをおすすめします。常識的なあらすじ程度なら問題ない、という方はまだ大丈夫です(笑)。

その2つの大エピソードとは、「遊園地編」と「西宮祖母編」になります。

(遊園地編)
前巻(第3巻)の最後で思いきって告白するも伝わらなかった硝子と、なぜ急に走り去ってしまったかわからなかった将也。
二人を含む橋の友人達は、休日に遊園地に遊びに行くことにしたのですが、なぜかそこには小学校時代のクラスメートがずらりと勢揃いし、楽しいはずの遊園地は、将也、硝子、それぞれのトラウマをえぐる残酷な場所に変貌します。

(西宮祖母編)
これまで、硝子との会話で少し出ていただけだった硝子・結絃の祖母が登場し、その祖母を巡る話のなかで、硝子の出生から障害の発覚、それによって人生を翻弄される西宮母、祖母、結絃といった「西宮家の過去の痛み」が描かれます。

どちらの大エピソードも、硝子のもつ障害とそれに対する差別、あるいは障害を持たない側(健常者)から障害当事者に対してぶつけられる「(強者の)論理」といったものをとりあげており、第3巻まででラブコメ色の強まった物語を、改めて社会性・メッセージ性の強いものに引き戻すような巻になっていると思います。

まあその分、第3巻の最後で盛り上がった、硝子の告白と恋心はどうなるんだ?早く二人の関係が盛り上がるところを読みたい!的な読者のニーズには、冷酷なまでにまったく応えていない(笑)ので、大今先生半端ないな(笑)と思ってしまいますが。
唯一の救い?は、巻末に収録された番外編によって、硝子の「告白失敗後」の将也への気持ちがどうなったのか(続いているのか)を確認できるところくらいでしょうか。

さて、ここから、本ブログのテーマに近いところでの感想を少し書いておきたいと思います。

※ここからは本格的なネタバレになりますので注意してください。

続きがあります・・・
posted by そらパパ at 17:41| Comment(0) | TrackBack(0) | そらまめ式 | 更新情報をチェックする
子どもが自閉症かもしれない!どうしよう!という親御さんへのアドバイスはこちら
孫が自閉症らしい、どうしたら?という祖父母の方へのアドバイスはこちら

fortop.gif当ブログの全体像を知るには、こちらをご覧ください。
←時間の構造化に役立つ電子タイマー製作キットです。
PECS等に使える絵カード用テンプレートを公開しています。
自閉症関連のブックレビューも多数掲載しています。

花風社・浅見淳子社長との経緯についてはこちらでまとめています。