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2014年01月27日 [ Mon ]

NOといえる(ようになる)療育 (23)

こちらのシリーズ記事では、後半部として、「しない」ということば(拒否の意思表示)を活用したコミュニケーションがなぜ「難しい」のかについて、さまざまな角度から考察しています。

ここ何回かは、「しない」と一見よく似ている、「えらぶ」というコミュニケーションが、実際にはかなり異質のものである(「えらぶ」は比較的易しく、「しない」はそれよりもずっと難しい)という話題を書いています。

さて、前回は、「えらぶ」というコミュニケーションを表す「動作」は、単に欲しいものに手を出すということと同じであり、特別な動作は必要ないのに対して、「しない」のほうは特別な動作(提示されているにもかかわらず選ばない)が必要だ、という話題に触れました。

「えらぶ」という動作は、非常に習得が容易な動作です。

なぜなら、

続きがあります・・・

posted by そらパパ at 20:35 はてなブックマーク | コメント(0) | トラックバック(0) | 療育一般

2014年01月20日 [ Mon ]

聲の形 第2巻(まんがレビュー)

いよいよ出ましたね。


聲の形 第2巻
大今良時
講談社 少年マガジンKC

障害者に対するいじめを残酷なまでに詳細に描いていることで話題となったまんがの、連載単行本の第2巻になります。



↑お店によっては特典がついてましたが、もうそろそろなくなったようですね。

このまんがに対するさまざまな角度からの考察は、すでにこの第2巻の内容まで含めて、第1巻発売時にシリーズ記事としてレビューしていますので、それを繰り返すことはしないでおこうと思います。


聲の形 第1巻

簡単にまとめると、小学校時代、普通校に転校してきて過酷ないじめの被害者となり、去っていくしかなかった聴覚障害の少女・西宮硝子と、その硝子を無邪気にいじめ、やがてそれが原因で孤立し、逆にいじめの被害者に転落していった少年・石田将也とが、5年の歳月をへて、高校3年生で再会するところまでが第1巻、その出会いをかきまわす「結弦」というキャラクターと、石田に中学以降初めてできた友だち「永束君」を軸に、将也と硝子との間に新たな物語が生まれ始めるまでを描いているのが第2巻、ということになります。

まあ率直にいって、第1巻だけだと「長い長い前ふり」というか、この連載作品のもととなったオリジナルの読みきり版のエンディングにすらわずかに到達していないところまでで終わりになってしまいます。
読みきりにあったエンディングのカタルシスすら与えられずに「次号に続く」になってしまうので、小学校編の執拗ないじめ描写ばかりが印象に残って、非常に後味の悪い読後感になってしまっていたと思います。
今回第2巻が出て、ようやくそのカタルシスも与えられて、この先の展開を楽しみにできるところまでストーリーが進んだので、ある意味「安心しておすすめできる」作品になりました。

障害といじめ、という問題に強く意識をもちながら読むのであれば、硝子、将也をとりまく人間関係(クラスメイトだけでなく、親や先生も)、さらにはそれらの人がとった決断(例えば、なぜ硝子の親は硝子を普通校に転校させ、そしてまた転校させていったのか、といったことも含めて)などをあわせて考えながら、この「いじめの構図」はどのような要素で構成されているのか、といったことをじっくり考えていくことを受け止めるだけの存在感をまちがいなくもった、「社会派」と呼んで差し支えないクオリティのまんがであると思います。

いっぽう、そんな肩肘はった読み方をしなくても、ピュアで胸が痛くなるような切ないボーイミーツガールの青春ストーリーとしても(少なくとも第1巻だけでなく2巻まで揃えれば)存分に楽しむことができる作品でもあると思います。

ところで、週刊少年マガジンのこの作品の連載は既に21話に到達していて、コミックでいうと第3巻が終わったくらいまできていると思います。
連載を読んでいる方はご存じのとおり、かなりドラマチックで意表をつく展開となっており、この先どう物語が進んでいくのかまったく読めません。
ただいえることは、鋭い人なら気づくであろう、第2巻での石田の(一見美しい)行動原理に対する「違和感」をちゃんと掘り起こして、「ああ、この作者はここまで描ききる覚悟ができているんだな」という展開になっている、ということです。

いずれにしても、「障害と差別・いじめ」という問題と、本質的・普遍的な意味での「コミュニケーションというもののもつ難しさ」という問題と、少年誌のまんがらしい、切なくピュアな「ボーイミーツガールのラブストーリー」というプロットと、これまた少年誌らしい「少年が自我を確立し大人になっていくという成長ストーリー」とが絶妙にからみあって、他のまんがには絶対に出せない独特の味わいと面白さを生み出していることは間違いありません。

さらに、マガジン編集部が「天才」と呼ぶほどの画力と構成力でもって、すさまじいまでの伏線がありとあらゆるところに散りばめられています。あらゆるキャラクターのあらゆる言動、あらゆる表情、あらゆる「間」に意味があると言っても過言ではないくらいに。
そういうところを細かく読み解くことを「マイクロリーディング」というそうですが、このまんがはまさにそのマイクロリーディングをやるだけの「画」の描かれたまんがだと確信をもって言えます。

非常に完成度の高かった読みきり版から、連載化されるにあたって失敗を危惧する声もありましたが、現時点ではそれはまったくの杞憂だったと思います。

いや、要はほんとに面白いんですよ。
まんがを好きなかたも、それほどでもないかたも、このレビューを読んだのも何かの縁かもしれないので、ぜひ一読されてはいかがでしょう。

そして、このまんがだけでなく、作者である大今先生に興味をもたれた方は、プロデビュー作である「マルドゥック・スクランブル」もぜひ。

posted by そらパパ at 20:41 はてなブックマーク | コメント(2) | トラックバック(0) | 雑記

2014年01月13日 [ Mon ]

NOといえる(ようになる)療育 (22)

こちらのシリーズ記事では、後半部として、「しない」ということば(拒否の意思表示)を活用したコミュニケーションがなぜ「難しい」のかについて、さまざまな角度から考察しています。

前回は、「Aをする・しない」というコミュニケーションと一見近いように見える「AとBのなかから選ぶ」というコミュニケーションが、実際にはかなり異なるものであるという話題をとりあげました。

その「違い」のポイントの1つとして、「選ぶ」というコミュニケーションのシステムは、リアルの世界に存在するものとして語ることができるけれども、「しない」については、どうしても一部にバーチャルな世界、記号としてのことばの意味を理解しないと乗り越えられない壁がある、という話をしました。

今回は、その続きになります。

「選ぶ」と「しない」のさまざまな違い。
そのなかで、前回のポイントとは異なるもう1つの大きな「違い」として、

続きがあります・・・

posted by そらパパ at 20:43 はてなブックマーク | コメント(0) | トラックバック(0) | 娘の話

2014年01月06日 [ Mon ]

NOといえる(ようになる)療育 (21)

改めて、あけましておめでとうございます。
2014年もよろしくお願いします。

さて、今年最初のエントリを何にしようかと思っていたんですが、ちょうど「聲の形」のレビューのシリーズ記事も終わってしまったし、第2巻が出るまでには2週間ほど間がありますし、以前から続いていてまだ完結していない、こちらのシリーズ記事の続きを書いておきたいと思います。

こちらのシリーズ記事では、後半部として、「しない」ということば(拒否の意思表示)を活用したコミュニケーションがなぜ「難しい」のかについて、さまざまな角度から考察しています。

前回は、「する」ということばに比べて、「しない」ということばには、「直前のことばを完全にひっくり返す」という、ことばそれ自体に非常に大きな情報量があり、かつその情報が抽象的であることから、理解し習得することがとても難しいのだろう、という話題について書きました。
この「情報量の多さ」と「抽象性」が、「する」とは根本的に異なるところであって、「しない」を学習するためには、相当程度の言語スキルの発達が前提になるわけです。

例えば、「Aをする・しない」の別と似たようなコミュニケーションスキルとして、「AとBを比べて選ばせる」というものがあります。

でも、よく考えてみるとこの2つはかなり違います

続きがあります・・・

posted by そらパパ at 22:00 はてなブックマーク | コメント(2) | トラックバック(0) | 娘の話

2014年01月05日 [ Sun ]

新春特別企画・わが家のカレーのレシピ

一部の方からリクエストがあったので悪ノリしてエントリ書きました(´・ω・`)。

大学から上京して一人暮らしを始めて、カレー作りを楽しむようになってから既に25年近く。
市販のカレールーを使うごくベーシックな「家庭のカレー」ですけど、まあ家族には好評なので、そのレシピをまとめておくことにしました。
コンセプトは、療育と同じで「簡単で無駄がなくてそこそこおいしい」です(笑)。

写真も載せますが、長く使ってるキッチンの写真とかも写ってしまってるので、お見苦しい点はご容赦ください。

1.材料(家族3人分・おかわりあり)
 バター 10g
 にんにく 1〜2切れ
 玉ねぎ 大1.5個
 にんじん 大1本
 ひき肉 150g
 じゃがいも 中3個
 ローリエの葉 1〜2枚
 ガラムマサラ 少々
 黒こしょう 少々
 カレールー 3かけ

2.使う器具
 フライパン
 圧力鍋
 まな板
 包丁
 皮むき器
 菜箸
 お玉
 味噌汁茶碗 

3.作りかた
1) まず、あたためたフライパンでバターを溶かします。


2) バターが溶けていく間にすばやくにんにくをみじん切り。

3) みじん切りにしたにんにく投入。中火にしてバターで炒めます。


4) にんにくを炒めている間に、すばやく玉ねぎを切ります。玉ねぎは、「半分に切って輪切り」(千切り風)にします。以前はみじん切りにしていましたが、この切り方が、切る所要時間が短くて、切る目的(フライパンで手早くばらばらにして全体を飴色に炒める)に適うやり方だと分かったので、こうしています。


5) にんにくが飴色になるのを待ちます。(だいたい玉ねぎを切り終えるとちょうどいいくらい)


6) 玉ねぎを投入し、菜箸でかきまぜてばらばらにします。


7) フライパンを返して、バターとにんにくと玉ねぎをなじませます。いったん強火にして、玉ねぎで冷えたフライパンが再び元の温度に戻ってきたら中火〜弱火にします。


8) 玉ねぎを炒めている間に、今度はにんじんを切ります。皮むき器で表面をそいで頭を切り落とし、一口大の乱切りにします。


9) 玉ねぎは、飴色になるまでフライパンを返しながらしっかり炒めていきます。火力が強すぎるとこげてしまうので注意が必要です。


10) 玉ねぎが飴色になったら、にんじんを投入します。


11) ここでひき肉が登場です。今回はちょっと量が多めです。


12) ひき肉をそのまま投入します。ひき肉を使うといいところはここで、切る必要がないのでまな板が肉で汚れず、準備も後片付けもラクになります。また、にんじんは煮込めばいいので、ここではにんじんに火が通るのは待っていません。ひき肉が用意できたらすぐ投入してしまいます。


13) ひき肉をほぐしながらフライパンを返して火を通していきます。全体的に赤い部分がだいたいなくなるくらいで炒め作業は終了。これでフライパンの出番は終わりです。


14) フライパンの中身を圧力鍋に移し、水を入れます。水は、いったんフライパンに注いで、圧力鍋に移すようにして、フライパンに残った肉汁などのうまみを逃さないようにします。


15) ローリエの葉とガラムマサラを入れます。ローリエの葉は、折れ目を何箇所かに入れて使うと香りが強く出て効果的です。


16) 圧力鍋のフタを開けたまま、強火にかけます。

17) ここでスープが沸くまでの間を使って、じゃがいもを切っていきます。じゃがいもも、皮むき器を使えば簡単に皮がむけますね(当たり前)。


18) じゃがいもは、もっとも厚みが薄くなる方向に2つに切ります。


19) そうこうしている間に、鍋が沸騰してきます。アクがたくさん出てきます。


20) アクをお玉ですくって取り除きます。


21) アクを取り除いたら、圧力鍋のフタを閉めます。ここではまだじゃがいもを入れていないことに注意してください。


22) 圧力鍋の圧力が規定値に到達したら、火を弱火にしてキッチンタイマーを作動させます。


23) 先ほど切ったじゃがいもは、味噌汁茶碗に入れて待機させます。この味噌汁茶碗に菜箸とお玉もひっかけて待機させておきます。できるだけ洗うものを増やさない形で。


24) この時点で、これまでに使った調理器具、まな板1枚(の1面だけ)、包丁、皮むき器、フライパンが用済みになるので、圧力鍋で煮込んでいる間にさっさと洗って片付けてしまいます。(よく手順を読めば気づかれると思いますが、まな板の上には常に1つの具材しか載っておらず、それらもすべてまな板から直接フライパンに投入できる流れにしているので、これら以外の皿やボウル等は一切使いません。)


25) 火を入れた煮込み時間が14分経過したら火を止めて、さらに余熱で煮込みを続けます。


26) 圧力鍋の圧力が完全に抜けたら、フタを開けます。おいしそうに煮込めてきました。


27) ここでじゃがいも投入です。最初から入れると完全に溶けてしまうので、時間差で入れるわけです。


28) すぐフタをして再度強火にかけます。


29) 再度規定の圧力に達したら、また弱火にしてタイマーで時間をはかります。今度は火をかけている時間は「2分」と短いので場を離れずに見守っています。2分たったら火を止めて余熱で煮込みを続けます。


30) 圧力鍋の圧力が抜けたらフタをあけ、一旦じゃがいもを味噌汁茶碗に引き上げます。こうしないとカレーを混ぜている間にやっぱり溶けてしまうので。


31) ここで風味を調整するため、ガラムマサラと黒こしょうを少々投入。ガラムマサラ投入は2回目。


32) 圧力鍋にカレールーを投入し、お玉と菜箸で溶かしていきます。


33) カレールーが溶けたら中火〜弱火でひと煮込み(5分程度)します。よくかきまぜてカレーをこがさないように。


34) 「ほぼ完成」というところまできたら、先ほど引き上げておいたじゃがいもを再投入します。じゃがいもが崩れてしまわないように、投入後は軽くかき混ぜる程度にとどめます。


35) さらに1〜2分だけ煮込んだら完成!所要時間はだいたい70〜80分程度です。じゃがいも待機場所として使っていた味噌汁茶碗は、そのままカレーをよそうお玉の待機場所になります。(菜箸は洗ってしまいます)


36) いただきます! 今日もなかなかおいしくできましたよ。


37) 家族であっという間に平らげてしまいました。ごちそうさまでした! ちなみに、このタイミングで調理器具で残っている洗い物が、圧力鍋、お玉、味噌汁茶碗しかない、というのもポイントです。


いかがだったでしょうか。
いくばくかの参考になれば幸いです。

posted by そらパパ at 17:57 はてなブックマーク | コメント(2) | トラックバック(0) | 雑記

2014年01月02日 [ Thu ]

あけましておめでとうございます。

当ブログにお越しくださっている皆さん、

あけましておめでとうございます。
2014年もどうぞよろしくお願いいたします。

先ほど、帰省先から戻ってきました。
娘は戻ってくるなりいつもとルーティンが違うのでパニックしてしまい、まあ年が明けてもいつもの日常だなと(笑)。

当ブログもとうとう9年目となり、ますますネタ切れ感が強まっていますが(^^;)、何とか続けていければいいなと思っています。

また、年末のエントリにコメントを下さった皆さん、ありがとうございました。
こちらのエントリで御礼に代えさせていただきます。

posted by そらパパ at 20:18 はてなブックマーク | コメント(0) | トラックバック(0) | 日々の話

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