2013年11月04日

NOといえる(ようになる)療育 (19)

このシリーズ記事、後半は、「しない」ということば(拒否の意思表示)を活用したコミュニケーションがなぜ「難しい」のかについて、さまざまな角度から考察しています。

今回取り上げるのは、「時間的見通しについてのスキル」についてです。

「しない」というコミュニケーションは、言い換えると、「行動の予約についての取り消し」です。
つまり、「将来についてのある種のコミットメント(何か言うこと)」なわけです。

ですから、「しない」というコミュニケーションを自ら理解し、使いこなすためには、この「時間的見とおし」についてのスキルがどうしてもある程度必要になってくるのです。

これを、少し違う視点から考えてみます。

こちらが「Aをする?」と聞かれて、子どもがAをやりたくないとき、「しない」という最も適切な反応ができずに、その代わりに「Aをしたくなくてパニックする」という反応が出てきたとします。

でも、このパニックには、もう少し細かく見ると2つの種類があると考えられるのです。

続きがあります・・・


posted by そらパパ at 22:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 娘の話 | 更新情報をチェックする
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