2013年08月05日

広汎性発達障害児への応用行動分析(フリーオペラント法)(ブックレビュー)

たまたまツイッターのTL上で知った本ですが、これはなかなかすごい。
他のどの本にも載っていない内容が書かれた、とても貴重な本だと思います。


広汎性発達障害児への応用行動分析(フリーオペラント法)
著:佐久間 徹
二瓶社

まえがき
第1章 広汎性発達障害について
 診断について
 人は学習によって人になる。しかし教育はセレクトしかしてこなかった
 「できの悪い子は落第」から「幸せ追求の支援」へ
第2章 応用行動分析の登場
 どうして行動療法は悪評まみれだったのか?
 応用行動分析(ABA)とは?
 ソーシャルスキルトレーニング(SST)
 ちょっとばかり付け加えます
 ロバースの行動療法
 ロバース手続きの改善
 私自身のスタート
 われわれは学者じゃない
 オペラント条件づけによる行動変容のカギ
第3章 フリーオペラント法実施への補足
 徹底的な甘やかし
 わがままが酷い例
 わがままと困難克服とは同一の行動パターンである
 自立の催促は無用
 くすぐり刺激
 皮膚刺激
 静かな抱っこ二十分
 逆模倣
 指導の優先順位
 喃語の発生頻度がその後の言語発達を大きく左右する
 単語が出だしたら
 ことばは意味を知っていても、発音がちゃんとできても、話せない
 構音障害
第4章 不適応行動への対応
 他傷行動、暴力行為
  1.思い通りにしたいための他傷行動
  2.嫌なことの回避手段としての他傷行動
  3.注意引きのための他傷行動
  4.試しの他傷行動
  5.フラッシュバックの他傷行動
  番外
 自傷行動
  1.人の存在が無関係な自傷行動
  2.苦痛の緩和手段としての自傷行動
  3.なんともお手上げの自傷行動
  4.人の存在が必須条件の自傷行動
 固執、こだわり行動
 五感のアンバランスによる不適応行動
 その他さまざまな不適応行動
 おしっこトラブルの解決策
  おねしょ
  具体的解決策その一
  具体的解決策その二
  具体的解決策その三
  具体的解決策その四
  トイレ排尿の困難
第5章 発達障害児をめぐる諸問題
 医師の診断について
 発達検査について
 児童相談所について
 民間施設について
 保育所、幼稚園について
 小学校について
 いい先生について
 お金と趣味について
まとめ


著者は「あの」久野先生のお弟子さんなのだそうです。
それを知っただけでも本書への期待が高まりますが、実際の中身はその期待通り(いい点も悪い点(笑)も)で、ものすごく個性的な本に仕上がっています。

ちなみに、本書はこの手の本としては定価840円(税込)と、びっくりするほど安いのですが、実物が届くと少し納得します。サイズ、ボリューム感が「新書」のそれなんですね。
コンパクトなので、短い時間でさっと読めて、繰り返し読み返せます(そして恐らく、繰り返し読み返すに値する本です)。

ところで、最初に、本書に関する非常に重要なポイントを指摘しておきます。
それは、この本が主に対象としている療育対象が、どのようなお子さんであるか、ということです。

続きがあります・・・
posted by そらパパ at 20:39| Comment(14) | TrackBack(0) | 療育一般 | 更新情報をチェックする
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