2013年05月27日

NOといえる(ようになる)療育 (2)

先週の週末、娘とふたりで留守番していたときに、こちらから何かすることを促して、娘がそれをしたくないときに、「しない」という返事を返すことができるようになったことを、嬉しい気持ちで思い返していました。

それは例えば、ランチを食べに歩いて牛丼屋に行った帰りに、いつもの帰宅ルートの途中にある神社におまいりするかどうかを、

「○○(娘の名前)、おまいりは?」

と聞いたときに、時おり返ってくる返事だったりします。

おまいりする気があるときは、こうやって促すと、そのままニコニコと神社の境内に入っていって、おまいりをしますし、その気がないときは、はっきり「しない」と言ってくれるので、私たちは、

「はい、じゃあおまいり、『しない』」

と繰り返したうえで、神社には入らずにそのままその前を素通りします。
素通りする際、娘が神社に行きたがることはないので、「しない」という娘のことばは、私たちが解釈しているとおり、「行きたくない」という意味だということが確認できます

そんな、娘のもつ語彙のなかでは数少ない、他人に意思を伝えることのできる「しない」ということばですが、このことばが他のどんな場面よりも活きるとても重要な場面が、家の中にあります。

それは、

続きがあります・・・
posted by そらパパ at 22:11| Comment(2) | TrackBack(0) | 娘の話 | 更新情報をチェックする

2013年05月20日

NOといえる(ようになる)療育 (1)

昨日は、妻が昼間外出していたので、娘と二人で留守番をしていました。

で、昼は近所の牛丼屋に二人で牛丼を食べに行き、それ以外は家でのんびりとしていました。
「のんびり」の時間には主に、私は趣味のウクレレ作り、娘はタブレットで音楽鑑賞をやっていました。最近、娘はきゃりーぱみゅぱみゅの「インベーダーインベーダー」と「ラジオ体操第一」がマイブームです(笑)。





ところで昨日、そういう時間をすごしている中で、「ランチの時間」と「家にいる時間」、どちらにも共通する1つのコミュニケーション療育についてつらつらと思い出していたので、今日はそのことについて書いてみたいと思います。

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posted by そらパパ at 21:46| Comment(2) | TrackBack(0) | 娘の話 | 更新情報をチェックする

2013年05月13日

ホワイトボードでコミュニケーション(15)

今回のシリーズ記事では、我が家でのホワイトボードを活用した(あるいは、きっかけにしたさまざまな)コミュニケーション療育の話題について書いています。

夕食のメニュー、夕食後の家族の家事と応用範囲が広がってきた我が家での「ホワイトボードによるコミュニケーション」は、さらに対象を広げて、「朝起きてから登校までの手順」を示す(そして、1つ終わるごとに順に消していく)ことにも活用されるようになりました。



これによって、娘の朝の不安定の原因だった(と思われる)、「早く学校に行きたいのに、いろいろな手順があっていつになったら行けるのか見通しが立たない(から不安になる)」という問題がかなり改善されたようで、娘も落ち着いて朝がすごせるようになってきました。

そして、朝の手順にホワイトボードを活用することで、もう1つの問題も解決できるようになりました。

それは、

続きがあります・・・
posted by そらパパ at 21:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 娘の話 | 更新情報をチェックする

2013年05月06日

ホワイトボードでコミュニケーション(14)

今回のシリーズ記事では、我が家でのホワイトボードを活用した(あるいは、きっかけにしたさまざまな)コミュニケーション療育の話題について書いています。

時間という概念をうまく理解することができず、これまではスケジュール表などを掲示してもなかなか「この先の手順・イベントの流れ」を伝えることができなかった娘ですが、夕食のメニューをホワイトボードに掲示したことをきっかけに、(偶然も手伝って)「手順・時間の流れ」を、「ホワイトボードに並べて描いて、順に消していく」ということでなんとか理解できるようになってきました。


↑夕食のメニューを描いたホワイトボード。

これは本当に大きな成長です!

そして、その成長をとっかかりとして、今度は「夕食後の家事(と自分がすること)の流れ」についても、「ホワイトボードに並べて描いて、順に消していく」という同じ方法をとることで、娘に理解してもらえるようになり、これによって、それまで続いていた「夕食後の家事の時間になると、そのあとのイベントの見通しがつかないために不安定になり、親の後をついて回って確認せずにはいられなくなる」という問題についても、解決のきっかけがつかめるようになりました。


↑夕食後、入浴までの「家事その他のイベントの流れ」を描いたホワイトボード。

そしてさらに、やはり娘が、見通しが立たずに不安定になっていた時間帯について、ホワイトボードを導入することにしました。

それは、

続きがあります・・・
posted by そらパパ at 20:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 娘の話 | 更新情報をチェックする
子どもが自閉症かもしれない!どうしよう!という親御さんへのアドバイスはこちら
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