前回は、夕食メニューについてのホワイトボード療育がきっかけとなって、
これまでどうしてもできなかった「時間の流れを生活のなかに取り入れること」がようやく娘のなかに芽生えてきた、という話を書きました。
実際、それまでは、トランジションエリアを活用した絵カードスケジュールを提示しても、どうしてもそのスケジュールのなかの「好きなこと」に目がいってしまって、それを最初にやれないとパニックしてしまい、どうしてもそこから先に進めませんでした。
結果として、複数のスケジュールが順に処理されていく、というスケジュール表を提示するのはいったん諦めて、コミュニケーションの階層性を1段下げる、つまり、直近のスケジュールだけを提示して「今すぐに何をするのか」だけを伝える形に最終的に落ち着きました。
↑こちらがその、直近の予定だけを表示する「1枚スケジュール」です。
以前書いたシリーズ記事、「そらまめ式絵カード療育」でも、最初に導入する「もっとも易しいスケジュール」として、この方法から始めることをおすすめしていますが、それは娘に対する経験からきているわけです。
続きがあります・・・