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花風社・浅見淳子社長との経緯についてはこちらでまとめています。

2013年03月25日 [ Mon ]

ホワイトボードでコミュニケーション(10)

今回のシリーズ記事では、我が家でのホワイトボードを活用した(あるいは、きっかけにしたさまざまな)コミュニケーション療育の話題について書いています。

前回は、夕食メニューについてのホワイトボード療育がきっかけとなって、



これまでどうしてもできなかった「時間の流れを生活のなかに取り入れること」がようやく娘のなかに芽生えてきた、という話を書きました。

実際、それまでは、トランジションエリアを活用した絵カードスケジュールを提示しても、どうしてもそのスケジュールのなかの「好きなこと」に目がいってしまって、それを最初にやれないとパニックしてしまい、どうしてもそこから先に進めませんでした。

結果として、複数のスケジュールが順に処理されていく、というスケジュール表を提示するのはいったん諦めて、コミュニケーションの階層性を1段下げる、つまり、直近のスケジュールだけを提示して「今すぐに何をするのか」だけを伝える形に最終的に落ち着きました。


↑こちらがその、直近の予定だけを表示する「1枚スケジュール」です。
 以前書いたシリーズ記事、「そらまめ式絵カード療育」でも、最初に導入する「もっとも易しいスケジュール」として、この方法から始めることをおすすめしていますが、それは娘に対する経験からきているわけです。

続きがあります・・・

posted by そらパパ at 21:51 はてなブックマーク | コメント(0) | トラックバック(0) | 娘の話

2013年03月18日 [ Mon ]

ホワイトボードでコミュニケーション(9)

今回のシリーズ記事では、我が家でのホワイトボードを活用した(あるいは、きっかけにしたさまざまな)コミュニケーション療育の話題について書いています。

さて、前回までの記事で、従来から、娘に「時間」の概念を理解して活用できるように支援することに非常に苦労してきたこと、そして、それとはもともとは独立して、「夕食のメニューのホワイトボードへの提示」という支援を始めたことを書いてきました。

もともと、私たちがホワイトボードに描いて伝えようとした「夕食のメニューの表示」には、時間の要素は入っていませんでした。
というより、より正確には、「入れたつもりはなかった」と言ったほうがいいかもしれません。

たまたま、先に食卓に並ぶメインの夕食が上に描いてあって、食後に出てくる果物は下に描いてあったわけですが、それは特に意識をしたわけではなく、私たちが常識的、無意識的に、「先に食べるものを上に描く」ということを行っていたにすぎません。



でも、娘はそのホワイトボードに対して、私たちが予想していなかったリアクションをとりました。
最初に食卓に並ぶ食事がひととおり終わったら、ホワイトボードのそこまでの部分を消し、ホワイトボードの表示を「果物」だけにすることを求めてきたのです。
私たちがその要求にしたがって食事部分を消すと、残った果物の名前を読んで、「ください」と要求する、そして家族で食後の果物を食べる、そういう流れを、娘が自発的に作っていったことになります。

ここには「時間の流れ」があります

続きがあります・・・

posted by そらパパ at 21:21 はてなブックマーク | コメント(6) | トラックバック(0) | 娘の話

2013年03月11日 [ Mon ]

ホワイトボードでコミュニケーション(8)

今回のシリーズ記事では、我が家でのホワイトボードを活用した(あるいは、きっかけにしたさまざまな)コミュニケーション療育の話題について書いています。

前回の記事くらいから、少し昔話を書いていますが、もう少しお付き合いいただければと思います。

これまで娘への療育として取り組んできた、さまざまな「時間の構造化」の働きかけの結果から、娘にとって、時間を構造化すること=時間を時間として認識し、理解し、その知識を実際の生活のなかで生かしていくことは、とりわけ難しい、もっとも困難なことの1つであるらしいということを実感している、という話を書きました。
これはもちろん、現在でも同じです。



改めて考えてみると、「時間」というのは非常に難解な概念です。

続きがあります・・・

posted by そらパパ at 23:06 はてなブックマーク | コメント(0) | トラックバック(0) | 娘の話

2013年03月04日 [ Mon ]

リカと3つのルール 自閉症の少女がことばを話すまで(ブックレビュー)

自閉症へのABA療育を、「ドラマチックに」かつ「ビジネスライクに」描いた本。


リカと3つのルール: 自閉症の少女がことばを話すまで
東条 健一
新潮社

プロローグ
第1章 学習と罰の関係
第2章 アクセル全開
第3章 悪魔に取り憑かれた少女
第4章 真実の扉
第5章 ドラゴンを倒す方法
第6章 応用行動分析とばいきんまん
第7章 学習の科学
第8章 人を動かす3つのルール
第9章 行動のマネジメント
第10章 模倣の技術
第11章 だれも知らないことばの世界
第12章 心の扉が開く
参考文献


実はこの本は、ABAを「行動科学マネジメント」という名称でビジネスの世界に応用されて活躍している、ウィルPMの石田淳さん(@Ishida_Jun)から献本いただきました。ありがとうございます。
著者の東条氏は、石田氏にとっての「恩人」なのだそうです。

献本のお話をいただいたときは、あ、またABA系のビジネス本でも出たのかな、と思っていたのですが、届いた本を見て納得。
私の関心のど真ん中ストライク、「ABA(応用行動分析)で、自閉症の娘を療育する本」でした。



そして、少し読んで気がついたこと。

これ、「お父さんが書いた療育の本」なんだ。

まあ、よく考えれば著者名を見ればすぐに分かることなのですが、今まで、「お父さんが(職業的支援者としてではなく、親として自分自身が主たる療育者となって)療育する本」というのをほとんど見たことがなかったので、かなり新鮮でした。
そして、この新鮮さは、実際に本の中身にも、本書ならではのユニークさとなって現れています。

続きがあります・・・

posted by そらパパ at 21:41 はてなブックマーク | コメント(10) | トラックバック(0) | 療育一般

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