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2012年01月30日 [ Mon ]

発達の遅れが気になる子どものためのムーブメントプログラム177(ブックレビュー)

道具を使った療育の実践アイデアが満載!



発達の遅れが気になる子どものためのムーブメントプログラム177
学研 ヒューマンケアブックス
著・監修:小林 芳文
著・編集:横浜国立大学附属特別支援学校

巻頭カラー
 子どもの笑顔があふれるムーブメント教育
 活動別ムーブメント教具カタログ
第1章 ムーブメント教育がめざすもの
 ムーブメント教育って何だろう
 ムーブメント教育ではこんな子どもの力をのばします
 プログラムをじょうずにすすめるために
第2章 活動別ムーブメント
 からだ
  あるく
  はしる
  とぶ
  はう・くぐる
  まわす、ころがす
  なげる・とる
  ひっぱる・おす
  のばす・ちぢめる
  バランス
 あたま
  あつめる・わける
  ならべる
  かさねる・つむ
  ひろげる・たたむ
  みたてる
  おおい・すくない
  おおきい・ちいさい
  ながい・みじかい
  たかい・ひくい
  はやい・おそい
 こころ
  力を合わせて
  ものと合わせて
  わたす・もらう
  順番に
  まねする
  ルールを守る
  やさしく
  工夫する
  発表する
  チャレンジする
第3章 教具別ムーブメント
 バランスボール
 キャスターボード
 タイヤ
 大型パイプ
 スクエアボード
 フラフープ
 カラータオル
 ボールロープ
 伸縮ロープ
 カラースティック
 プレイバンド
 ビーンズバッグ
 ミニボール
 ムーブメント形板
 形板
 カラーパイプ
 カラーロープ
 ハンプ
 カラー積み木
 カラーボックス
 ジョイントパイプ
 絵カード
 文字カード
 カラーバケツ
 クリアパイプ
 スカーフ
 ハットフリスビー
 ユランコ
 パラシュート

本書は「ムーブメント(療法)」と呼ばれる療育法の実践について書かれた本です。



ムーブメント(療法)とは、↑このようなさまざまな道具を使った療育法なのですが、本書の内容に入る前に、この療育法と関連のある、「感覚統合」という療育理論・療育法について少しだけ触れたいと思います。

感覚統合というのは、いわゆる作業療法の領域で特に盛んな療育技法で、自閉症のお子さんへの支援としても幅広く実施されています。バランスボールやマット、吊り下げロープなどを使う感覚統合のアクティビティをご覧になったことのある方も多いでしょう。

続きがあります・・・

posted by そらパパ at 21:41 はてなブックマーク | コメント(4) | トラックバック(0) | 実践プログラム

2012年01月23日 [ Mon ]

自閉症児をもつ家族のためのセカンドハウス(19)

これまであまり前例のない、「自閉症児と家族のためのセカンドハウス選び」というシリーズ記事の、第19回です。
今回は、最終的な物件の絞り込みから、売買契約までのフェーズについて書いていきたいと思います。



6.現地見学から売買契約へ(続き)

エリアの絞り込みが終わったら、いよいよ「物件の絞りこみ」ですが、この段階では部屋単位というよりはマンション単位での絞り込みを考えたほうがうまくいくと思います。

リゾートマンションは、都市の居住用マンションほど数があるわけではありません。交通の便や価格帯、管理費、利用状態・管理状態などで絞り込んでいくと、「買ってもいいと思えるマンション」は、恐らく片手で足るくらいの数になってしまうはずです。

また、マンションごとに特長や管理状況が大きく異なり、部屋ごとの差よりもマンションごとの差のほうがずっと大きいということもあげられます。
そして、同じマンションで複数の部屋が売りに出されていることも、ごく当たり前にあります。

そんなわけで、まずは「特定のエリアで、気に入ったマンションをいくつか選ぶ」という形で絞込みを行なっていきます。
ここで、以前ご紹介した「売却しやすいリゾートマンションの条件」を改めて掲載しておきます。

続きがあります・・・

posted by そらパパ at 21:26 はてなブックマーク | コメント(0) | トラックバック(0) | 療育一般

2012年01月16日 [ Mon ]

自閉症児をもつ家族のためのセカンドハウス(18)

これまであまり前例のない、「自閉症児と家族のためのセカンドハウス選び」というシリーズ記事の、第18回です。
今回の記事は、現地見学後の検討フェーズについての話題になります。



6.現地見学から売買契約へ

午前に1業者、午後に1業者(もしくはそれ以上)、物件を見て回ると、恐らく結構な時刻になっていると思いますが、まだ時間的に多少余裕があるなら、近辺の観光をしてみるのがいいと思います。
そうやって、ちょっとした時間に回ってみたときのそのエリアの印象というのは、意外と重要だったりします。あまりなじみのないエリアならなおさらですね。

また、特に気になった物件がある場合は、改めて自分の車でその物件の近くまで行ってみたり、周辺を走ってみることをおすすめします。
そうすることで、より現地までの「交通の便」や周辺の雰囲気が分かるはずです(ただし、自分たちだけで行っても、建物の中に入ることはできませんから、物件は外から見るだけです)。

そして帰途では、来たときの時間帯とは異なる、夕方から夜の時間帯の渋滞状況、自宅までの所要時間をチェックできます。

私の場合、某海エリアの物件を見に行ったとき、行きは1時間半ほどで着いたのに、帰りは渋滞にはまって5時間以上かかったために、「このエリアはやめておこう」と判断したという経験もあります。

続きがあります・・・

posted by そらパパ at 21:42 はてなブックマーク | コメント(0) | トラックバック(0) | 療育一般

2012年01月09日 [ Mon ]

自閉症児をもつ家族のためのセカンドハウス(17)

これまであまり前例のない、「自閉症児と家族のためのセカンドハウス選び」というシリーズ記事の、第17回です。

前回から若干間があきましたが、現地の物件見学で、実際に部屋を見るときの注意点の続きについて書いていきたいと思います。



5.現地見学する(続き)

(3) 日照・方角
 方角については、一般の居住用マンションほど「南向き」にこだわる必要はありません。眺望重視で南を向いていないマンションも多いはずです。
 ただし、一日じゅう日が当たらない部屋は、リゾートマンションのように空気の入れ替えが少ない部屋だとほぼ確実にカビますので、よほど風通しのいいロケーションでない限り、北向きその他でまったく日照のない部屋は避けましょう。
 その他、東向き・西向きの部屋は日の出や日の入りの眺望がある場合もあるので、営業マンに確認してみるといいと思います。

(4) 間取り・内装
 間取りや内装については、大きく分けて「購入時そのままのもの」と「オーナーが大幅にリフォームしたもの」の2つがあります。
 このうちリフォームありのものについては、リゾート物件だけにかなり奇抜なリフォームが行なわれているものもあるかもしれませんが、そういった「奇抜な部屋」は、使いにくいうえに売却時に苦労しますので、再リフォームするつもりがないなら避けたほうが無難です。(逆に、手堅く普通のリフォームがなされている物件は価値が高いです)

続きがあります・・・

posted by そらパパ at 22:06 はてなブックマーク | コメント(0) | トラックバック(0) | 療育一般

2012年01月02日 [ Mon ]

叱りゼロで「自分からやる子」に育てる本 (ブックレビュー)

あけましておめでとうございます。
2012年も当ブログをよろしくお願いします。
2012年最初のエントリは、まったくの平常運転で(笑)、奥田先生の新刊レビューです。

久々の大ヒット!



叱りゼロで「自分からやる子」に育てる本
大和書房
著:奥田 健次

目次

うちの子ってどうしてこうなのかしら、と思っているお母さんへ

1章 子どもによい習慣を身につけさせるには「叱りゼロ」で

「片づけ大好き」な子どもに育てる褒め方と褒め言葉
 Q1 リビングを散らかしても片づけません
  親が賞賛し、認めることで、新しい習慣を身につけられます
  必ずできることをやらせて、まず「褒めて」ください
  叱られながらやったことは、習慣になりません
  失敗しても、「やろうとしたこと」「進歩したこと」を褒められます
  アメだけでいい。ムチはいりません
  「いいね!」「OKだよ!」と伝えるだけで新しい行動が身につきます
  褒めることの大切さに気づけば、褒め方も上達します
 奥田先生の応用問題 まだ言葉を十分に理解できない1歳前の子の場合は?

約束を破ったときに叱るよりも、できたときに必ず褒めるほうが効果的です
 Q2 自分から歯磨きする習慣をつけたいのですが
  約束事を決めた親が「警察官」になってしまっていませんか?
  親や教師は取り締まりばかりの警察官と同じでは困ります
  「やって当たり前だ」にならなければ褒められます
  『やっちゃだめルール』でよい習慣は身につきません
  褒めるタイミングを逃さないために大切なこと
 Q3 お風呂になかなか入りません
  わが子を低めに見積もることで、心に余裕が生まれます
 Q4 朝一人で起きません
  スモールステップを用意してあげれば、どんどん褒められます

「自分から進んでやる子」に育てるには、ルール以上に「偶然」のタイミングが大切です Q5 お手伝いをする子になってほしいのですが
  約束だけ守る子と誰かを助けたいと思って動く子、どちらになってほしいですか?   お母さんの「ありがとう」ほど、子どもを動かす言葉はありません
  「自分からやる子」と「叱られないためにやる子」の違い
  なぜ「横ばい人間」が育ってしまうのでしょう
  「わが子に、どんな大人になってほしいですか?」
  指示の出しすぎをやめて、ぐっと我慢です!
 奥田先生の応用問題 お年寄りに席を譲れる子になってほしい

子どもが真剣にやったことなら、褒めポイントを探して百通りの言葉で褒めましょう
 Q6 なんでも「ママやって」と自分でやりません
  間違いを正すより、自信を持たせることのほうが大切です
  「褒めチャンス」は探せばいくらでも出てきます
  いろんな褒め言葉を研究しましょう
  失敗したって「Good try!」と褒めればいいのです
  ティーンエイジャーになるまで、わが子を褒め尽くしてください
  親の価値観は子どもに自然と伝わります

2章 子どもの性格ではなく行動の特徴に注目すれば、気になるクセも直せる

危険なクセ、どうしてもやめさせたいクセを直すには?
 Q7 いきなり手を離して走り出すクセをやめさせたい
  「絶対できない状態」にすることで、危険なクセもやめさせることができます
  100回連続アウトを目指してください
  歯磨きや薬飲みを嫌がらなくなるコツ
 Q8 2歳の息子が歯磨きを嫌がります
 Q9 薬を飲むのを嫌がり、逃げまわります
  やめさせたいクセをやめさせる言葉掛け、導き方
 Q10 人前で鼻をほじるクセを直したい
  やめさせたいと思うよりも何をやらせるか考えてみましょう
 Q11 どこででもオチンチンをいじるクセが直りません

「性格」のせいにして叱るだけになっていませんか?
 Q12 気に入らないことがあると、すぐに友達を叩きます
  すぐに手が出るのは「性格」のせいではありません
  「いったい誰に似たのかしらねぇ」攻撃していませんか
  「性格」を「行動の特徴」と置き換えてみましょう

「なんでできないの?」「どうしてやらないの?」と問い詰めても、子どもの行動は変わりません
 Q13 「なんでできないの?」と理由を聞いても、ちゃんと答えられません
  「なんで?」「どうして?」と聞かずに子どもの行動を変えるには
  具体的なアイデアが子どもを動かします
  問題解決思考を教えていきましょう
 奥田先生の応用問題 冷蔵庫の中の物を勝手に食べてしまう子には何と言えばいい?

子どもの「すねるクセ」も、親の対応次第で変えられます
 Q14 気分屋ですぐにすねる性格を直したい
  「すねれば言うことを聞いてもらえる」をクセにしてはいけません
  「すねた子には喪失経験をさせよ」です
  行動の結果で親からのメッセージを伝えましょう
  「すねたって損しない」が大人になっても続いたら……?
 奥田先生の応用問題 就学前の子どものすねグセはどうする?

3章 子ども主導ではなく親主導が「我慢できる子」を育てます

先延ばしにしたがる子に一度で言うことを聞かせるコツ
 Q15  食事、着替えのたびに子どもに振り回されます
  子どもがくり出す技に惑わされないで
  「お母さんの言うことを聞かなくちゃ」と思わせるには
  子どもが面倒がることも、やり方次第で魅力的なことに変えられます
  それでもグズグズしているときには
  ふらふらとさまようクラゲにならないために

「やっちゃダメよ」を守れる子にするためには
 Q16 何度言い聞かせても電車ではしゃぎます
  日常生活の中で「約束を守るトレーニング」を積みましょう
  大切な約束を破ったときには「レッドカード」を出しましょう
  我慢ができる子は、「やってはいけないこと」を知っている子です
  再チャレンジの機会を確保してあげましょう
 奥田先生の応用問題 食事中に立ち歩くクセを直したいときには

納得できないとすぐキレる子に育てていませんか?
 Q17 要求が通らないといつまでも泣き続けます
  いつも「子ども最優先」でいいのでしょうか?
  外食選びは納得できないことに従わせるいいチャンス
  選ばせる必要のないことまで、子どもの意見を聞く親もいます
  「子どもの権利」を誤解して、わが子をわがままに育てないために
  個性を重視することの本当の意味
  「選ばせない経験」が必要です
  どこか1点、子どもに従わせる側面を残しておくのがコツです

ルールを守れる子にするために大切な親の態度
 Q18 ゲーム使用時間の「前借り」をやめさせたい
  「10万円借りたら、10万円返す」でオッケー?
  ルール違反には必ずペナルティがあります
  「前借り」分だけではなく、1日ゲーム禁止にしましょう
  子どもの「基本的権利」と「特権」は別ものです
  家のルールと地続きにあるのが、社会のルールなのです

4章 「自分からやる子」に育てるために大切な「子育てビジョン」

「こんな子に育ってほしい」と具体的に言えますか?
 Q19  叱るととっさにウソをつくので心配です
  ウソをついたことを追い込まない対応が大事です
  シビアな問題の片鱗が見えても慌てないために
  目先の『曖昧ビジョン』は子育ての「核」にはなりません
  『子育てビジョン』をできるだけ具体的に描いてみましょう
  「やさしい子になってほしい」は子どもをミスリードするNGビジョン
  子どもの育つその先を見つめるビジョンを持ちましょう

子どものやる気を引き出すちょっとした仕掛け
 Q20 もう少し真剣にサッカーに取り組んでほしい
  子どもが今一番好きな物を知っていますか
  どうせ「物で釣る」なら100点のやり方で
  子どもの内なる「やる気」に火をつけましょう
  最初は物に釣られていても、だんだん本来の活動自体が楽しくなるという事実
  本当に夢中になれることを自分で見つけるために
  奥田先生の応用問題 ご褒美をあげても、「少ない」「もっとちょうだい」と文句を言います。

子どものピンチに一緒に向き合うために大切なこと
 Q21 突然、「学校へ行きたくない」と言い出しました
  親が想像もしていなかったことを子どもが言い出したとき
  子どもの言葉よりも家での行動に注目しましょう
  子どもが避けたがっているのは何? と考えてみてください
  一大事のときこそ「子ども最優先」です
  「困ったことがあったらいつでも聞くよ」という態度が子育ての保険になります

子育てをもっと楽しむために
あとがき


ABA、自閉症療育の世界では知らない人のいない有名人、奥田先生の新刊です。
いわゆる、(個人的にはあまり好きな呼び方ではないのですが)「ABAの達人」と呼ばれている先生の1人ですね。

奥田先生の本では、過去に「子育てプリンシプル」では否定的なレビューを、「自閉症児のための明るい療育相談室」では一転して殿堂入りのレビューを書かせていただいています。

今回の本は、療育というエリアに限定しない、一般的な子育て啓蒙本ですが、その中身はバリバリのABAで、冒頭の「はじめに」から奥田ワールド全開です

内容については、21個の個別の子育ての悩みに答える、という形はとっているものの、実際にはそれらの質問を通して、全体として奥田先生が考える子育ての方法論、技法について幅広く解説していくという内容になっており、バラバラのQ&Aが並んでいるというものではなくて、最初から最後まで順を追って読み通すべき、全体として統一感のあるABA子育て入門書になっています

ところで、この本を読んでいて、最初に深く感銘を受けてひざを叩いたのが、

続きがあります・・・

posted by そらパパ at 19:48 はてなブックマーク | コメント(6) | トラックバック(0) | 療育一般

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