2011年09月26日

家庭で無理なく楽しくできる生活・自立課題36(ブックレビュー)

井上先生の定番ABA本の第3弾。障害ある子どもが、成長し社会に出て行くために必要なスキルの身につけかたが満載。
そして、お子さんの障害が重めの方、「私はABAよりTEACCHのほうが好き」という方にこそ読んでいただきたいABA本でもあります。


家庭で無理なく楽しくできる生活・自立課題36
井上 雅彦
学研 ヒューマンケアブックス

第1章 思春期からの発達課題
 自閉症のある子どもの思春期
  (1)思春期の発達
  (2)思春期の子どもに訪れる変化
  (3)思春期の友だち関係
  (4)余暇をうまく過ごす
  (5)思春期をどうとらえるべきか?
 思春期の療育
  (1)思春期の療育のすすめ方
  (2)療育目標の切り替えの事例
  (3)セルフコントロールの力を育てるには
 子どもに合わせたプログラムの選択

第2章 家庭生活でのスキル
 自立に関する生活スキル(服装/調理/洗濯・掃除)
  適切な服装
  ヘアセット(髪をとかす)
  化粧
  身だしなみ
  レンジでできる調理
  簡単な調理
  皿洗いと片づけ
  洗濯機の利用
  洗濯物を干す・たたむ
  掃除機をかける
  ふき掃除・はき掃除
  ゴミの分別
  ■コラム わかりやすい手順書を作ろう
 生活の質を高めるスキル(趣味・余暇/インターネット/お手伝い)
  工作
  楽器・手芸・折り紙
  インターネット
  ■コラム 余暇スキルはあらゆるスキルのベース
  就労を意識したお手伝い
  [我が家でも実践しています①]
  留守番
 自己管理のためのスキル(時間/金銭/健康)
  スケジュール管理
  ATMの利用
  適切な運動
  服薬
  [我が家でも実践しています②]
  生理への対応
  マスターベーション

第3章 地域生活でのスキル
 地域で活動するためのスキル(移動/施設利用/買い物)
  交通機関の利用
  地図の利用
  [我が家でも実践しています③]
  公共施設の利用
  レジャー施設の利用
  医療機関の利用
  消費期限の理解
  値引きの理解
  適切な分量の購入
  [我が家でも実践しています④]
 マナー・コミュニケーションスキル(エチケット/人との応答/電話)
  あいさつ・自己紹介
  テーブルマナー
  人に尋ねる
  電話の応答
  携帯電話


井上先生の、もはや定番中の定番となったABA療育本シリーズの3冊目が、ついに出ました。
1冊め、2冊めは当ブログで殿堂入りにしています。(レビュー記事1レビュー記事2

ただ、実はこの本が最初に届いたとき、最初のほうをパラパラと読んで、「あれっ、思っていたのと違ったかも?」と思ったんです。
というのも、第1章の目次で分かるとおり、「思春期の発達課題ためのABA」という内容になっていたからです。
我が家では娘はまだ思春期はこれからなので、「ちょっと対象年齢の違う本だったかなあ…」と感じたわけです。

でも、読み進めていって、その印象は間違っていたことが分かりました。

この本は、思春期からのスキルを想定していますが、実際にはそれよりはるかに前、お子さんが就学前であったり小学校低~中学年であっても役に立つ、とても幅広い年齢のお子さんをターゲットにしたABA療育本になっています

本書の最大の特徴は、取り上げられているトレーニングの対象スキルが、ボトムアップ型のものではなく、トップダウン型のものになっている、ということです。

ボトムアップ型のトレーニング、トップダウン型のトレーニングとはどういったものでしょうか?

続きがあります・・・
posted by そらパパ at 21:24| Comment(5) | TrackBack(1) | 実践プログラム | 更新情報をチェックする

2011年09月21日

旅レコ(GPSロガー)(アイテムレビュー)

今日は、水曜日ということで、カメラ関係のグッズのレビューを書いてみたいと思います。


旅レコ(旅の思い出の足あとを楽しむGPSロガー GPSLOG)
I-O DATA

GPSロガーです。
・・・と言っても、多くの人はこれが何をするものかよく分からないと思いますが、簡単にいうと、「デジカメで撮った写真に、撮った場所(位置)を埋め込んで記録できる機械」です。



GPSロガーには、カーナビなどと同じGPSアンテナが内蔵されており、いまいる場所を測位することができます。そして、その場所を内蔵のメモリに記録していくことができるようになっています。
ですから、このGPSロガーを身に着けて移動すると、その移動したルートをずっと記録できるわけです。
そして、後でデジカメの写真の撮影時刻とGPSロガーに記録されたルートを照らし合わせることで、その写真を撮った場所を写真データに埋め込むことができる
わけです。

以前は非常に高価なもので簡単には手が出ませんでしたが、最近はこんなに安く買えるんですね。

以下で、簡単に使い方をご紹介したいと思います。
用意するものは、普通のデジカメ(どんなのでもいいです。携帯のカメラ機能でも可)と、この「旅レコ」です。

続きがあります・・・
posted by そらパパ at 23:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | 更新情報をチェックする

2011年09月19日

自閉症児をもつ家族のためのセカンドハウス(5)

これまでの記事では、私が家族のためにセカンドハウス購入を決意するにいたった経緯と、実際に買って経験したことについて、簡単に触れました。

今回からは、私自身の実際の「購入活動」に沿いながら、「失敗しない『自閉症児と一緒に泊まる』セカンドハウスの選びかた」について書いていきたいと思います。

ただ、「不動産を買う(ないしは賃貸などで利用する)」というのは、それ自体非常に個別性の強い行為でもありますし、ましてやそれが、さらに個別性の強い個々のお子さんなり家族にとってメリットがあるかないか(有効活用できるか否か)というのは、まさにそのご家族にしか分からないことだと思います。
以下、あくまで一般論として書いていきますが、その内容は私が個人的に経験したことをベースにしたものであり、最終的な判断は皆さん自身がじっくりと検討したうえで行なっていただくということを、改めて強調しておきたいと思います。



さて、それでは本題に入りますが、何よりもまず最初に、セカンドハウスを購入する際に絶対に押さえておきたい「出発点」を書きます

それは、

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posted by そらパパ at 20:53| Comment(2) | TrackBack(0) | 療育一般 | 更新情報をチェックする

2011年09月12日

自閉症児をもつ家族のためのセカンドハウス(4)

これまであまり前例のない、「自閉症児と家族のためのセカンドハウス」という話題を取り扱ったシリーズ記事の、第4回です。
我が家のセカンドハウス購入の記録については今回が最後になります。
その後は、一般的な購入ガイドみたいな記事を書いていこうと思っています。

2006年の夏休みの「外泊先で娘がパニック事件」から始まり、秋からセカンドハウスの検討を始め、実際に各地に飛んで物件を検討し、最終的に富士五湖エリアのリゾートマンションに決めたのが11月の下旬くらいでした。
都内に本社のある大手の不動産業者(具体的にはこちらです)を選んだおかげで、売買契約や引渡しをすべて現地に行かずに済ませることができただけでなく、ローンも一般住宅と変わらない有利な条件のものが利用でき、非常に助かりました。
すべての続きが終わり、マンションの鍵を手に入れたのは、2006年のクリスマスも過ぎた年末ぎりぎりでした。



続きがあります・・・
posted by そらパパ at 21:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 療育一般 | 更新情報をチェックする

2011年09月05日

自閉症児をもつ家族のためのセカンドハウス (3)

これまであまり前例のない、「自閉症児と家族のためのセカンドハウス」という話題を取り扱ったシリーズ記事の、第3回です。

前回は、今から4年半ほど前、娘が発達するにしたがって旅行が難しくなりつつあった時期に、なんとか旅行を続けるための「家族のための投資」として、観光地に旅の拠点(セカンドハウス)をかまえるというアイデアを検討し始めたことについて書きました。

観光地にセカンドハウスを手に入れる場合、大きく分けると、戸建て別荘を買うプランと、リゾートマンションを買うプランに分かれます。
リゾートクラブ会員権を買う、という選択肢もあるのですが、これは「泊まる場所を固定したい」という当初の目的と合わないので、最初から検討対象外でした。

当初は「まあ無理だろうけど、もしかしたら激安物件とかがあるかもしれないね」くらいの感覚だったのですが、ネットで調べてみると、戸建てではなくマンション(しかも中古)にすれば、物件価格的にも手が出せる範囲内で、維持管理の負担も(物理的・経済的ともに)含めて何とかなるかもしれないと分かり、かぜん情報収集に熱が入ってきました。

続きがあります・・・
posted by そらパパ at 20:44| Comment(4) | TrackBack(0) | 療育一般 | 更新情報をチェックする
子どもが自閉症かもしれない!どうしよう!という親御さんへのアドバイスはこちら
孫が自閉症らしい、どうしたら?という祖父母の方へのアドバイスはこちら

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自閉症関連のブックレビューも多数掲載しています。

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