今回から数回に分けて、「ABA(応用行動分析)」に関連する殿堂入り本をご紹介します。殿堂入りしている本が7冊もあるので、何回かに分けて書いていきたいと思います。
ちなみに、ABA関連書籍のおすすめが7冊と、他のカテゴリと比較して突出して多いこと自体にも、実は重要な意味があります。
ABAというのは、問題行動を望ましい行動に変えたり、身につけて欲しい新しい行動を学習させたりするためのテクニックですが、他の技法と比較して、はるかに操作性(手順を具体的に言語化して示す)・再現性(誰がやってもこうすればこうなる、という結果が得られる)を重視しています。
操作性・再現性が高いということは、平たくいえば「こういう働きかけをすれば、こういう成果があがりますよ」という関係が明確に言語化され、誰でも実践しその成果が得られるということに他なりません。だから、ABAは「マニュアル本」が書きやすく、かつその「マニュアル本」が「実際に役に立つ」ものになる可能性が高いわけです。
もちろん、「現場で実施するABA」というのは、マニュアルをそのまま適用すればいいというものではなく、マニュアルで学んだことをベースに臨機応変に「応用」していくものですが、それでも、基礎となる部分だけでもしっかりと言語化できるABAは、他の療育技法と比較して、優れたマニュアル本が生まれやすい技法であるということは言えると思います。
2.ABA(応用行動分析)・行動療法についての本
<殿堂入りおすすめ本>
(左はAmazon、右は楽天ブックス)
おかあさん☆おとうさんのための行動科学(レビュー記事)
さて、そんなわけでABAに関連する当ブログ殿堂入り本の1冊目は、こちらになります。
続きがあります・・・