あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
さて、今年最初のエントリは、久しぶりに新しいシリーズ記事でいきたいと思います。
これまであまりまとめてこなかった、自閉症療育のためのABAについての、比較的短めのシリーズ記事になります。どうぞよろしくお願いします。
当ブログでは、自閉症療育についてのオープンな(誰かがパテントを持っていて公開することに制限があるようなものでない)情報を広く共有することと、「インチキにだまされない」ための考えかた、すなわち療育にかかわるリテラシーについての話題を主に取り上げています。
そんななかで、これまで、「絵カード療育」と、それに関連する領域としてのTEACCHの構造化に関する話題、そして「リテラシー」の話題については比較的基礎的な部分も含めて記事で取り上げる機会がありました。例えば、以下のシリーズ記事です。
・そらまめ式絵カード療育
・3た論法から療育リテラシーを考える
それと比較すると、ABAについては、これまで散発的な記事が多かったように思います。例えば、
・幼児期の療育を考える(28)以降
あたりでしょうか。
なぜかというと、これは一つには私の「家庭療育におけるABA」の位置づけが影響しています。
ABAのベースとなっている「行動分析」は、非常にストイック、もっといえば「マニアック」な心理学で難解でもあるのですが、それを家庭の療育に活用するという意味での「ABA」は、テクニックとしては比較的シンプルなものだ、と私は考えています。
続きがあります・・・