2010年10月11日

応用行動分析学から学ぶ子ども観察力&支援力養成ガイド(ブックレビュー)

ケーススタディが非常に豊富なABC分析の本。ABA療育のサブマニュアルとして、かなり使えます。


応用行動分析学から学ぶ子ども観察力&支援力養成ガイド―発達障害のある子の行動問題を読み解く!
平澤 紀子
学研 ヒューマンケアブックス

はじめに
第1章 子どもに合わせた支援を考えるために
 子どもに合わせると言いつつ
 子どもを見て支援を考える
第2章 子どもの行動を見て、支援を考える方法
 パニックの原因は、不安やストレス?
 なぜ、そのように行動するのか?
 子どもの行動を観察する
 ABCから支援を考える
 支援を行い、見届ける
 支援を更新する
第3章 ケースから学ぶ
 友だちとのかかわりのなかで行う支援―友だちをたたいてしまうタロウ君(幼稚園年中クラス)
 あてはめから子どもや状況に合わせる支援へ―授業中に騒ぐミチオ君(小学校1年生)
 勘や経験から根拠に基づいた支援へ―強いこだわり行動を示すタカシ君(特別支援学校小学部1年生)
 個人への対応を学級全体に広げる支援-授業場面でおしゃべるをするハナコさん(小学校3年生)
 家族と一緒に考える家庭生活での支援-母親の言うことを聞かないヒロコさん(特別支援学校小学部3年生)
 叱責による強い指導から教育的ニーズに届く支援へ-好きなことはするが、嫌いなことはしないナオト君(小学校6年生)
 友だちに働きかけて子どもの環境を変える支援-友だちに大声で注意するヨシオ君(小学校6年生)
 共通理解に基づいた複数の教師による支援-友だちや教師に暴言を言うアキラ君(中学校1年生)
 子どもの将来を見据えた地域とつながる支援-現地実習で教育的ニーズが見えてきたカズオ君(特別支援学校高等部2年生)
参考文献
おわりに


学校の先生むけのABAの入門レベルのマニュアルです。
ABAの理論的なところはほとんど飛ばして、いきなりABC分析を使った「行動問題の解決」の進め方を解説し、一気に本格的なケーススタディに入っていくという、けっこう大胆な構成になっています。
ですので、A5サイズで120ページあまりと非常にコンパクトで薄い本でありながら、あまり「内容の薄い本」という印象はなく、むしろ「多彩な事例が読める、役立つ情報が易しく解説された内容の濃い本」に仕上がっていると思います。

続きがあります・・・


posted by そらパパ at 20:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 理論・知見 | 更新情報をチェックする
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