2010年02月26日

いちばん簡単なPC自作(2)増補版

なんとなくシリーズ化しているこの「PC自作」記事ですが、先週末に、いちど余っているPCをバラして組みなおしながら写真を撮ったので、(2)を書き直すことにしました。
ですので、今回も前回と進展なく「仮組み」の手順になってしまっていますが、分かりやすさは大幅に向上していると思います。

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2010年02月22日

代替医療のトリック(ブックレビュー)

本気で療育に取り組む人、科学的リテラシーを高めたい人にとって、必読の書と言えるでしょう。


※左は楽天Books、真ん中がAmazon、右は1200円で買える原書です。
※いくら待ってもAmazonの在庫が戻らないので、楽天Booksをご紹介することにしました。楽天Booksも送料無料ですので、ぜひご利用ください。また、原書が読める方なら訳書の半額で買えますので、こちらもどうぞ。


代替医療のトリック
著:サイモン シン、エツァート エルンスト
訳:青木 薫
新潮社

第1章 いかにして真実を突き止めるか
第2章 鍼の真実
第3章 ホメオパシーの真実
第4章 カイロプラクティックの真実
第5章 ハーブ療法の真実
第6章 真実は重要か?
付録 代替医療便覧
 アーユルヴェーダ
 アレクサンダー法
 アロマセラピー
 イヤーキャンドル(耳燭療法)
 オステオパシー(整骨療法)
 キレーションセラピー
 クラニオサクラル・セラピー(頭蓋オステオパシー)
 クリスタルセラピー
 結腸洗浄
 催眠療法
 サプリメント
 酸素療法
 指圧
 神経療法
 人智学医療
 吸い玉療法(カッピング)
 スピリチュアル・ヒーリング(霊的療法)
 セルラーセラピー
 デトックス
 伝統中国医学
 ナチュロパシー(自然療法)
 バッチフラワー・レメディ
 ヒル療法
 風水
 フェルデンクライス法
 分子矯正医学(オーソモレキュラー)
 マグネットセラピー(磁気療法)
 マッサージ療法
 瞑想(メディテーション)
 リフレクソロジー(反射療法)
 リラクセーション
 レイキ(霊気)
より詳しく知りたい読者のために

※とても大切なポイント

たぶん議論のポイントはここにしかないので、最初に指摘しておきます。
EBM(根拠に基づいた医療)で検証されるのは、「ある治療法の理論や効くメカニズム」ではなく、シンプルに「その治療法に効果はあるか、副作用はないか」です

ある代替医療がどんなに科学的に検証できない・否定されるような理論を前提にしていても、EBMではそこにはあえて注目しません。
EBMで検証されるのは、「科学的に説明できなくても、実際に効くんだ」という代替医療の主張の、まさに「実際に効く」かどうか、そちらの側面です。

ですから、「理論はおかしい(または不明だ)が、効果は確認できた」という療法があった場合、EBMでは「有効性が実証された」という評価になります。
逆に、ある代替医療がEBMによって否定されたという事実があった場合、それは「効くメカニズムが非科学的だ」という否定ではなく、「効かないからお金のムダ」ということが実証されてしまった、ということなのです。

代替医療側の人の反論がほぼすべて「科学で解明できないこともある、でも現実に効く人がいるんだ」になっていますが、EBMで否定されるということは「理論やメカニズムは知らないけど、とにかく実際にやっても効かないことが実証されちゃったよ」ということですから、それでは反論にならないわけですね。
EBMに対して反論したいならば、統制実験や疫学的研究といった、EBMの「効くかどうかの検証方法」を論破しなければならないのです。

さて、ここから本文です。

代替医療というのは、「通常(主流派)医療」と対の概念を成すもので、主流派の医療界が行なわないような医療的介入を行なうものを総称して呼ばれるものです。
この中には、自閉症の療育でもよく話題に上がるような、ホメオパシー、キレーション、サプリメント療法、オーソモレキュラーなども含まれます。
それ以外には、はり治療やカイロプラクティック、ハーブ療法、指圧や整骨、デトックスなどもよく話題にのぼりますね。

本書は、こういった主流派医療の枠組みの外にある「代替医療」を、批判的に検証していくものです。

とはいえ、この本は「代替医療はけしからん」と頭ごなしに否定するものではありません
また、その代替医療が主張する超科学的な理論が怪しいからといって、そこで検証をやめてしまうものでもありません。

実は、本書の最大のテーマは代替医療批判にはなく、むしろ、

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2010年02月18日

いちばん簡単なPC自作(2)

さて、前回の記事で部品は揃ったので、組み立てていくことにします。
なお、PC部品は静電気が大敵です。以下のすべての組み立てプロセスの前に、スチール製の机などに手を触れて静電気を逃がしてから作業をすることを忘れないようにしましょう。セーターなど静電気を発生しやすい服装での作業は厳禁です。
また、実際の作業の画像がないため、分かりにくくなっている点はお詫びします。Web上の動画や、自作関連のムックなどをあわせて参照ください。(そのうち、PCを分解したときにでも写真を載せるかもしれません)

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2010年02月15日

脳は利他的にふるまいたがる(ブックレビュー)

「視点が提示されている」ところに、読む価値があります。



脳は利他的にふるまいたがる
著:村井 俊哉
PHP研究所

第1章 価値観の混乱の時代?
第2章 報酬が行動を決める
第3章 社会、この複雑なもの
第4章 他者の心を予測する
第5章 誰のために
第6章 身体が勝手にそうする
第7章 そうすべきだからそうする
第8章 死を思うこと
第9章 異なる「価値」の葛藤

最初に余談です。
既に各方面で評価の高い「代替医療のトリック」という本をレビューする予定でいるのですが、いつまでたってもAmazonの在庫が復活しません。
仕方がないので、代わりにというわけではありませんが、気軽に読めてちょっと新しい視点を持つことができる脳科学の一般書をご紹介します。(自閉症についての話題も一部登場します

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DSM-5のドラフトが公開されています。

とりいそぎ情報のみ。
自閉症を含めた精神医学の診断基準である「DSM」の改定版、現在がDSM-IV(4)ですから今度はDSM-V(5)になるわけですが、そのDSM-5の草案が公開されているそうです。

http://www.dsm5.org/Pages/Default.aspx

自閉症スペクトラムについては大きく変わっています。
これまで、DSM-4では、発達障害という大分類の下に、「広汎性発達障害(PDD)」という中分類があり、さらにその下に「自閉性障害」「レット障害」「小児期崩壊性障害」「アスペルガー障害」「特定不能の広汎性発達障害(PDDNOS)」という5つの小分類があったのですが、DSM-5ドラフトでは、自閉性障害・小児期崩壊性障害・アスペルガー障害・特定不能の広汎性発達障害の4つを「自閉症スペクトラム障害」にまとめ、「レット障害」を削除することが提案されています。

つまり、「アスペルガー障害」とか「PDDNOS」いう障害名が消える(そして、広汎性発達障害(PDD)=自閉症スペクトラム障害ということになるので、PDD、広汎性発達障害ということばも、あえて使う必然性がなくなる)ということになります。

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2010年02月10日

いちばん簡単なPC自作(1)

今日のエントリは、療育とは関係ない話題です。

最近、メインのPCを更新し、Core 2 DuoからCore i5 750に、OSもVistaからWindows7にアップグレードしました。
私は、DOS/Vマシンが日本に入ったころからずっとPCは自作していますので、自作歴は20年ほどになります。(最後に買ったメーカーPCは、NECのPC9801 VX21でした。)
ですので、PCは自作するのが自分的には当たり前になっているのですが、この辺りの話をTwitterでつぶやいていたところ、その反応から、自作PCに関心はあってもハードルが高いと感じてらっしゃる方が結構いるのかな、と感じました。

実は、自作PCの「難易度」は時代を追うごとに変わります(基本的にはだんだん易しくなってきていますが、たまに、発熱問題や信号のタイミングなどで難易度が上がったりします)。
現在は、CPUも比較的低発熱・省電力になり、自作PCが作りやすい時代だと言えます。LANとかUSBとかオーディオ機能などの基本機能がマザーボード上に実装されるようになったので、PCを自作するのに最低限必要なパーツが非常に少なくて済むようになりました。

PCを組みなおして最近の自作事情も少し分かったので、PC自作について、簡単にまとめてみようと思います。
いろいろな選択肢がありえますが、あえて決めうちでパーツを選んでみます。
コンセプトは「簡単」に「最新のPC」を作ることです。

(以下、PCパーツの話題が延々と続きます。ご興味のある方だけどうぞ。)


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2010年02月08日

ライブ・自閉症の認知システム (8)

このシリーズ記事は、先日、石川にて行なわせていただいた講演の内容を、ダイジェストかつ再構成してお届けするものです。


Slide 8 : 自閉症=「一般化」の障害であるという仮説

さて、先ほどのスライドの後半のお話のなかで、カンのいい方はもう気づかれたと思います。
私たちの脳の中に「一般化」という認知のしくみがあるおかげで、私たちは「ことば」を使うことができ、安定した世界を感じることができ、他人のこころを理解して社会性のあるふるまいをができるわけです。
だとすれば、その「一般化」というプロセスが、何らかの理由でうまく働かなかったとしたら、どうなるでしょうか?

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2010年02月05日

MMRワクチンと自閉症の関連を主張したランセット論文が完全に消えました。

既にこの問題にご興味をお持ちの方は恐らくご存知のとおり、MMR(三種混合)ワクチンと自閉症の関連を示唆した、専門誌ランセットに掲載された有名な論文について、その後の調査の最終的な結論として、ランセットはこの論文を完全撤回すると発表しました。

自閉症「ワクチン犯人説」、英医学誌が撤回
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20100204-OYT1T01072.htm
 【ワシントン=山田哲朗】権威ある英医学誌「ランセット」は、はしか、おたふくかぜ、風疹の新三種混合ワクチン(MMR)と自閉症を関連づけた1998年の有名な論文を撤回すると発表した。
 論文自体はワクチンが自閉症の原因だと断定していないが、著者のアンドリュー・ウェイクフィールド医師が記者会見で関連を指摘、ワクチン「犯人説」が独り歩きして、接種を控える動きが世界に広がった。因果関係はその後の研究で否定され、共著者13人のうち10人は2004年に論文の結論を取り下げている。
 英医療当局が1月末、論文が対象とした自閉症児らの中に、予防接種の副作用被害の訴訟当事者が含まれていたことなど、数々の不正や倫理違反を認定した。このため、ランセット編集部は「誤りが明確になった」と撤回を決めた。(2010年2月4日19時53分 読売新聞)

原文を見てみましょう。

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2010年02月01日

ライブ・自閉症の認知システム (7)

このシリーズ記事は、先日、石川にて行なわせていただいた講演の内容を、ダイジェストかつ再構成してお届けするものです。

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Slide 6 : 「知識とは」とは「一般化された経験」のこと

「一般化」という脳の情報処理のしくみが、子どもの発達過程のなかで演じる役割について、まずは「ことばの発達」という観点からお話ししました。

それ以外の「一般化」の役割ということでは、たとえば「安定した世界観を得ること」、これと一般化も関係しています

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posted by そらパパ at 21:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 理論・知見 | 更新情報をチェックする
子どもが自閉症かもしれない!どうしよう!という親御さんへのアドバイスはこちら
孫が自閉症らしい、どうしたら?という祖父母の方へのアドバイスはこちら

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自閉症関連のブックレビューも多数掲載しています。

花風社・浅見淳子社長との経緯についてはこちらでまとめています。