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2017年04月24日 [ Mon ]

自閉症の子どもと暮らす家づくり(113)

さて、電気の配線については、「コンセントをどこに設置するか」というのが指定すべき仕様の1つですが、もう1つ非常に重要なのが、

・照明とスイッチ系統の指定

になります。

コンセント用の電気配線とは別に、家中(勝手口や玄関など、家の外壁側に設置する常夜灯等も含めて)の照明の位置を決め、さらにはそこにどんな照明設備をつけるかまで決めていく必要があります。

さらに、

・それらの照明をON・OFFするスイッチをどこにつけるか

・スイッチ間のロジック

 階段につける照明などの場合、階下でつけたスイッチを階上で消す、といった動作などのこと

・照明間のロジック
 場所によっては複数の照明のスイッチをまとめて、1つのスイッチで全部がON・OFFできるように設定すること。たとえば我が家の場合、グルニエに3つの埋め込み照明を並べましたが、その3つの照明は1つのスイッチでON・OFFできるようにしました。

こういったことまで含めて、全部決めていかなければなりません。

さらにこの部分は、実は建築費用のコストダウンのキモでもあります。
照明のリフォームなどを検討された方ならご存知かと思いますが、住宅用の照明というのは本当に値段がピンキリで、あまり深く検討せずにメーカー推奨のものを無批判に採用していくと、1箇所あたり数万円とか10数万円といったコストが当たり前にかかります。
住宅1軒に設置する照明というのは、だいたい20から30箇所くらいになりますから、そういう安易な道を選択すると、ここだけでコストが100万円単位になってきます。

でも、しっかり吟味して照明を選んでいくと、性能をさほど落とさずに、コストを数分の1にまで下げることが十分に可能です。

まず、メーカーが推奨するような、すべてが統合されたような複雑なLED照明は避け、汎用の白熱電球(E26口金)をスイッチでON・OFFするようなシンプルな照明器具を基本にすえること。
そして実際には、白熱電球ではなくLED電球を使います。

ただしこのやり方は、照明器具がやや大きめになるのと、照明下の明るさに若干のムラができやすいので、照明が出っ張るのが嫌な場合や、均質な明るさがほしい場所には、インバーター式の蛍光灯照明を採用します。

このやり方によって、例えば、先ほども触れたグルニエの埋め込みLED照明は1箇所あたり1万円はかかるところ、埋め込み用の汎用ソケットのみにして1箇所700円程度で済ませました。
ここに別途LED電球を買ってきても、せいぜい+2000円です。

また、照明器具自体のコストダウンのために、ここでは「施主支給」も存分に活用しましたが、施主支給については別途まとめて書くつもりです。
また、「照明用スイッチの場所」についても、結果的に失敗した部分があったのですが、それについても改めて書く予定です。

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2017年04月17日 [ Mon ]

自閉症の子どもと暮らす家づくり(112)

さて、建物を構成する様々な仕様については、前回までのエントリで触れてきたような形で詳細に決めていったわけですが、実はまだ残っているものがあります(笑)。

それは、

電気系統・配線

です。

まあ、配線については、そんなにこだわるつもりがなければ、コンセントの位置をどこにするか、テレビの配線はどこに出すか、電話回線はどこに出すか、その程度を決めれば終わりといえば終わりです。

でも、私はずいぶん以前から、もし次に家を建てるなら、配線には徹底的にこだわりたい、というか配線は全部自分で決めたい、と強く思っていたのです。

それまで住んでいた家は建売で、当然配線は全部できあがった状態で引き渡しを受けたわけですが、実際に住んでみると、さまざまな不満が出てきました。

まず根本的な問題として、

・コンセントが少なすぎる。

というものがありました。

我が家は(私は)パソコンや電化製品が好きなので、いろいろなものがコンセントにつながることになりますが、いつもコンセントがあまりに少なくて、タコ足タコ足のオンパレードになります。

さらに、コンセントの位置の問題もありました。
例えば、部屋の特定の壁側に電化製品を置こうと思ったとき、コンセントが部屋の反対側の壁にしかないと、どうしても電源ケーブルが床を這うことになります。
床ではなく壁際をぐるりと回してケーブルを取り回そうとすれば、ものすごい長さの延長ケーブルを使うことになってしまいます。
また、最寄りのコンセントと電化製品を起きたい場所との間に掃出し窓があった場合は、掃出し窓の下をケーブルが這うという、非常に残念なことが起こってしまいます。

それらの問題は特に、私がふだん使う部屋とキッチンで顕著でした。
ですから、新しく建てる家には、十分な数のコンセントをつけよう、どんな場所に電化製品を置くにしても変な場所(掃き出し窓の下とか)をケーブルが這わないようにしよう、と強く思っていたのです。

ちなみにコンセントに関しては、エアコン用のコンセントも決めなければなりません。
こちらについては、まずエアコンをどの場所に設置する(可能性がある)かを決め(これによってそもそも窓の位置とか大きさを変える必要が出てくる場合もあります)、その(室内機の)場所から無理なく室外機が置けるかを確認し、そのうえで、エアコン用コンセントの位置を決め、さらに室外機と室内機とを接続するホース用の穴の位置を決める、という複合的な判断が求められます。
エアコンについては、現時点で設置する予定の場所に加えて、将来設置する可能性のある場所についても、これらの要素を判断のうえ、コンセントと穴を設置しておくことにしました。

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2017年04月10日 [ Mon ]

自閉症の子どもと暮らす家づくり(111)

さて、先に内装の色の話に触れましたが、「色」ということでいうと、実際に建物の仕様を決める際には、本当にありとあらゆる建材について「色」を決めていく必要がありました

今回、建物の外観は基本的にグレー、内装はナチュラルカラー(室内の建具はダークカラー)というのが「基本カラー」になりましたから、マイナーな建材の色はすべてこの基本カラーに基づいて決めていきました。
以下、耳慣れない建材名も出てきますが、あまり本質ではないので一つ一つ解説しません。ググれば出てくると思いますので、もし興味があれば個別に確認してみてください。

基礎表面のセメント:グレー
土台水切り:シルバー
雨樋:ツートンカラー(屋根の直下の水平部分は白、そこから下の垂直部分はダークグレー)
軒天:ダークベージュ
破風:白
玄関ドア:シルバー
玄関ドア取手:シルバー
玄関タイル:ダークグレー
玄関庇:シルバー
勝手口ドア格子:シルバー
勝手口庇:シルバー
窓サッシ:ツートンカラー(内側ナチュラルウッド、外側シルバー)
面格子:シルバー
バルコニートップ・笠木:シルバー
物干し金物:ステンシルバー
玄関収納(靴箱):ダークブラウン


上記では省略していますが、メーカーや建材の銘柄まで決める必要のあるものも(上記の中には)いくつもあります
また、上記で省略した、もっと細かいものもたくさんありました。(例えば、畳の縁の模様とか色合いとかです。これについても、何十種類もあるデザインの中から、家族にも相談して、1つを決めなければならないわけです。)

こういった細かいものについては、一部はモデルハウスの仕様決めルーム(いろいろな建材のサンプルやカタログがずらりと並んでいて、中央にあるテーブルで担当の人と一緒に建材の仕様を決めている打ち合わせ部屋)でカタログや実物サンプルを見ながら決めていったり、一部は他の大物設備の見学でショールームに行ったときについでに見て確認したりしましたが、それでももちろん全部ではなく、例えば破風の色みたいな超マイナーなものについては、選べる色の種類(白、グレー、クリーム色みたいな)を文字で見ただけで決めるようなものもありました。

ともあれ、こういった細かい仕様について、3〜4回、毎回半日からまる一日かけて行われた仕様決めの打ち合わせを通じて、1つ1つ決めていったわけです。

・ショールームで見るような大物設備:ショールームで決めた仕様の見積もりが勝手にハウスメーカーに送られていて、打ち合わせの日にはそれを見せてもらいながら最終確認して仕様決定

・それ以外の設備や建材:ハウスメーカーとの打ち合わせの中で1つ1つ確認して決定


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2017年04月03日 [ Mon ]

自閉症の子どもと暮らす家づくり(110)

さて、内装の仕様指定のなかで、「壁紙」について書いていますが、今回決定した壁紙の仕様、

・トイレ以外の全部屋の壁:高耐久、ベージュ系の落ち着いた白、ファブリック系のプレーンな模様ありの壁紙
・トイレの壁:高耐久、小さな花の柄の入った白の壁紙
・天井:コンクリート的な真っ白でやや光沢性のある壁紙(天井の壁紙が破れる・汚れることはほとんどないので、高耐久ではなく、部屋の広さを感じさせてくれる色を選びました)
梁型:木目


のうち、注目は、最後の「梁型」です。

今回の家は、設計上、1階、2階とも天井の一部に梁が露出します。
でも、長期優良住宅、省令準耐火建物とするために、室内で木材を露出することは厳禁で、梁が出る場合にはその梁も石膏ボードで囲わなければなりません。
その結果、梁は、石膏ボードに覆われた「梁型」として天井に出てくることになるわけです。

ここで特に何も指示を出さないと、この梁型は普通に「天井用の壁紙」で囲われてしまいます。
でもそれではつまらないので、今回は、この突き出した梁型の部分にだけ、「木目の壁紙」を貼ることにしたのです。



その結果、梁型が出ている天井を見上げると、まるで木の梁が出ているように見えます。ちょっと、いい感じですよね。(^^)

そして、更に残っているのが「クッションフロア」です。

洗面所やトイレなどの水回りでは、フローリングを敷くと水がかかって木が腐ってしまうことがあるので、大抵の場合は、クッションフロアと呼ばれるビニール製の防水の床材を敷きます。

文字どおり、ちょっとクッション性のある、ビニールマットみたいな質感の床材です。
まあぶっちゃけ、安っぽい質感のため部屋のグレード感は落としてしまう床材なので、人によっては思い切って洗面室やトイレもフローリングにしてしまうケースも多いと思います。

実際、我が家も、キッチンについてはリビングダイニングと同じ無垢フローリングを使うことにしたのですが、さすがにトイレや洗面室については、子どもも含めて水浸しにしてしまう可能性もそれなりにある(特に洗面室は日常的に濡れた足で歩く)ことから、無難にクッションフロアを使うことにしました。

メーカーとブランドについてはビルダーのほうで最初から固定だったので、あとはカタログを見て、床面のデザイン(模様と色)を選ぶだけでした。

まず、洗面室の床については、妻の希望で観光ホテルの大浴場や銭湯の脱衣場のような、竹ラグ風の模様のクッションフロアを選びました。
ちょっと奇抜かと思いましたが、実際に敷いてみると洗面室(当然我が家の浴室の脱衣所も兼ねています)にはぴったりで悪くないデザインでした。

そして、トイレには、白い大理石風のデザインのものを選びました。
妻は、もっと濃い色のものを希望したのですが、私の考えとして、汚れる可能性のある場所は汚れが見える色でないといけない(そうしないと汚れに気づかず放置してしまう)、というのがあるので、多少色味はあっても、トイレの床は白系にするというのは譲れませんでした。

というわけで、床材についても、これでひととおり仕様が決まったことになります。

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2017年03月27日 [ Mon ]

自閉症の子どもと暮らす家づくり(109)

さて、内装の色ということでは、次に残る大物として「壁紙」があります。
壁紙については、建売の家で最初に貼られていた壁紙が安物ですぐにだめになったこともあって2回ほど張り替えていましたし、その後購入したリゾートマンションでも壁紙交換のリフォームをやっていたこともあり、「我が家にとって壁紙に何を求めるのか」というのは割とはっきりとわかっていました。
それは、

・耐久性

です。

いま、壁紙にはさまざまな種別があり、高いお金を払ってもいいのであれば、ラメの入ったキラキラした壁紙や樹脂製のパネルのように見える壁紙、でこぼこした塗り壁のような立体的な壁紙など、強烈な個性を発揮させることも可能です。
ただ、我が家にとって重要なのは、多少こすっても破れたりせず、例えば汚れがついたときに洗剤やアルコール(あるいはただの水拭き)でこすれば汚れが落ちてすぐに壁紙がだめになってしまったりしない、子どもがぶつかったり、パニックでゴンゴンやったりして石膏ボードが割れて壁が凹んでしまったとき、一般的な修復業者が安い値段で修理できて、壁紙交換も修復箇所の周囲だけで住む(壁一面の交換が必要とならない)といった、メンテナンスの容易さです。

壁紙メーカーのカタログを見れば、ビルダーが標準価格で施行してくれる安い壁紙の中でも、1割くらいは「高耐久性壁紙」といった名前がついていて、上記のような希望に合致する強さとメンテの容易さを備えています。
ですから、そういった壁紙の中から選ぶことにしました。

壁紙を選ぶ際、カタログを見ているとどうしても「平凡すぎるものはつまらない」といった意識が働いて、ちょっと色がついていたり、模様が強めに入っていたりするものを選びたくなりますが、実際に住んで以降のことを考えると、そういった凝った壁紙は避けて、シンプルでプレーンなものを選んだほうが飽きがこないと思います。
色についても、余計な色を意識させない、プレーンな白のほうが、部屋に広さを感じさせる効果があると思います。

また、部屋ごとに壁紙を変えてみたい、といった気持ちも出てくると思いますが、たとえば何らの事情(汚れ、凹み、穴開き、エアコンの取り付け等)などで部分的な壁紙の交換が必要になったとき、部屋ごとに壁紙が違うと、それぞれの壁紙を用意しなければならなくなったりしてとても不便です。
メーカーが壁紙のラインナップを入れ替えて、同じデザインの壁紙が手に入らなくなったりということも少なくありません。
なので、部屋ごとに壁紙を変えることも必要最小限にして、かつ、ビルダーに話をつけて、余った壁紙を少し分けてもらって物置などに保管しておくようにするのがいいと思います。

そんなわけで、我が家で最終的に採用した壁紙のラインナップは、だいたいこんな感じになりました。

・トイレ以外の全部屋の壁:高耐久、ベージュ系の落ち着いた白、ファブリック系のプレーンな模様ありの壁紙
・トイレの壁:高耐久、小さな花の柄の入った白の壁紙
・天井:コンクリート的な真っ白でやや光沢性のある壁紙(天井の壁紙が破れる・汚れることはほとんどないので、高耐久ではなく、部屋の広さを感じさせてくれる色を選びました)
・梁型:木目


この中では、最後の「梁型」のところに工夫を盛り込んだのですが、それについては次回触れたいと思います。

posted by そらパパ at 21:03 はてなブックマーク | コメント(0) | トラックバック(0) | 療育一般

2017年03月20日 [ Mon ]

自閉症の子どもと暮らす家づくり(108)

内装仕様の続きです。
建材のメーカー(ブランド)を決めたあと、今度はそのブランド内でのオプション設定を決めていかなければなりません。

その最たるものが「色」になりますが、実はここで若干の夫婦での対立?がありました(笑)。
妻は、建材をダークブラウン系にしたいと考えていました。そのほうが追いついた雰囲気があっていい、ということでした。
一方、私はナチュラルウッド系の明るい茶色にしたいと考えていました。
濃い色はおちたホコリなどの汚れが目立ちやすいということと、視覚的に圧迫感を与えて部屋を狭く見せてしまうということを気にしていたわけです。

そして、いろいろ話し合った結果、間をとって(?)ツートンカラーで行けないだろうか、というところに落ち着きました。
具体的には、フローリングは(ホコリの目立たなさと部屋を広く見せる視覚的効果を期待して)ナチュラルウッド系の色、ドアは雰囲気重視でダークブラウン系の色、という組み合わせにするということです。
それ以外の建材についても、「地面に対して水平な建材はナチュラルウッド系」「地面に対して垂直に立っている建材はダークブラウン系」という基本的な整理をつけて、どちらかの色に振り分けて色を指定することにしました。
ビルダーに聞いてみると、「2色までは複数の色の組み合わせでも無料でできます」ということだったので、この方向でいくことに決めました。

とはいえ、実際に色を指定していこうとすると、このツートンカラーの指定はいくつか苦しい点もありました。

ドアについては、ドア自身はダークブラウンでいいのですが、ドアを囲むドア枠について、開き戸だと床面だけ枠のない三方枠なので全部ダークブラウンでいいのですが、引き戸の場合レールのある下の枠もあります。
これをダークブラウンにしてしまうと、ナチュラルウッドの床材に対して非常に違和感があるので、(本来はできないそうですが)無理をいって下のレールだけナチュラルウッド、残り三方はダークブラウンという色の組み合わせにしました。

また、「窓枠」についてはガラスもセットになったサッシということでノダの建材ではなくLIXILのサッシ扱いで、こちらは複数の色が指定できませんでした。室内側と室外側で別の色が指定できるということで、室外側は外壁にあわせてグレーで簡単に決まったのですが、問題は室内側です。
外断熱のため窓枠の奥行きがかなりあり、全部の窓枠が出窓みたいになっていることもあり、「水平性」が強いという判断から、ダークブラウン系ではなくナチュラル系の色に決めました。

ところが、そうすると今度は、「勝手口ドアがナチュラルウッド」という問題が生じました。
勝手口ドアだけは、内装建材ではなくサッシ扱いだったので、他のドアが全部ダークブラウンなのに、勝手口だけナチュラルウッドになってしまいました。ここはビルダーから「(色の変更は)お金を追加してもらってもちょっと無理」と言われたのでそのままナチュラルウッド系のドアになりましたが、ちょっと失敗したなと思っているポイントではあります。

それ以外では、階段は手すりもふくめてナチュラルウッド、巾木は「垂直」ではあるもののダークブラウンにすると明るい床と白い壁紙の間で主張しすぎるということでナチュラルウッドにしたので、概ね「ドアとドア枠以外はだいたいナチュラルウッド」という色になりました。
一方で、キッチンのシンクや食器棚のパネルの色や、オープンスペースに設置した本棚や収納棚などはすべてダークブラウンで統一したので、「ぱっと周りを見渡したときに感じる色」としては、意外とダークブラウンが強くもなっています。
(ちなみに、この色味の組み合わせで、私も妻もどちらも満足できたので、その点は大成功でした。)

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2017年03月13日 [ Mon ]

自閉症の子どもと暮らす家づくり(107)

内装については、大きく「無垢フローリング(1階)」と「窓枠四方枠と巾木あり」の2点の仕様変更を行なったうえで、それ以外の部分について、ハウスメーカーの指定する範囲で仕様を選んでいきました。

今回、内装一式を選べるメーカー・ブランドは、5つくらいありましたが、まず注目したのはフローリングの材質です。
1階こそ無垢フローリングになりますが、2階とグルニエについては標準仕様のフローリングになります。そして、標準仕様のフローリングというのは合板になりますが、その表面の木の厚みや材質が、建材ブランドによって意外に大きく違ってくるのです。
まずここで外したのが、そもそも表面に木を使っておらず、木繊維を混ぜ込んだ樹脂を使っているもの
実際に実物も見てみましたが、表面の光沢が不自然で人工的で、またネットなどでの評判も悪かったので、まずこのタイプを外しました。

そのうえで、今度はネットで建材カタログを読み込んで、引き戸の価格を調べました。
というのも、室内ドアについては、追加コストなしでつけられるのはプレーンな開き戸のみで、引き戸や折れ戸などそれ以外のドアはすべて追加コストが発生してしまうからです。(しかも、そのコストが意外にも高いのです。)

今回、引き戸は3か所に使うことにしました。
1つは、1階のトイレです。
こちらは療育に関係があり、介助の際にドアが邪魔にならず、おおきく開口部を作るために、引き戸を採用することは必須でした
もう1つは、こちらも以前子育ての方針を踏まえた間取り、というところで触れた、子ども部屋と親の寝室となる和室との間を仕切る間仕切り壁がわりの扉です。
これも扉の性格上、引き戸しかありえません。しかも1.5間分を間仕切る、かなり大きな(それだけ高価な)引き戸になります。
あともう1つは、ウォークインクローゼットの扉です(これを開き戸にすると著しく収納力が落ちるため)。

これを調べた結果、メーカー・ブランドによっては、引き戸の価格(特に2階に設定しようとしている巨大な引き戸)がびっくりするほど高かったり、あるいは希望するような構成の引き戸がそもそもなかったりして、検討対象から外れていきました。

そして最後に、フローリングに使われている合板の表面の木の厚みができるだけ厚いもの、室内ドアの外観の好みといったものを考慮して、メーカーを絞り込みました。
ちなみに最終的に選んだのは、ノダのビノイエになりました。
今回使おうと思っている引き戸の価格が比較的安かったこと、フリーリングの表面材の材質の印象が良かったこと、標準仕様のドアのつくりが他のブランドに比べて立体的で重厚感があったこと、開き戸のつなぎに蝶番ではなくピボットが選べたことなどが主な理由です。
浅草橋のノダのショールームにも複数回足を運んで、ドアやフローリングの材質感を確認したり、色味のオプションを決めたりしました。


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2017年03月06日 [ Mon ]

自閉症の子どもと暮らす家づくり(106)

間取り以外の家の「仕様」の選定について、主要なところから、水回り、外観と書いてきました。
残るは、内装関連とその他マイナーな決定項目になります。

内装については、フローリング、室内ドア、窓枠、階段と手すりなどの「内装建材一式」をセットでまずどのメーカー・ブランドにするかを選び、そのうえで、そのブランド内でドアの模様や内装の色などを選んでいくという2つのステップを経ることになります。

ただ、ここでベースとなる内装を選ぶ前に、追加コストを払って仕様を変更した点が2つありました。

1つは、1階のフローリングを無垢フローリングとすること

注文住宅を建てるとき、おそらく多くの方が無垢フローリングを検討されると思います。
我が家も、これから大きくなる下の子が気持ちよく歩き回れるため、また私たち大人も気持ちよく生活できるため、見た目も足の踏み心地もいい無垢フローリングの採用をずっと検討していました。
ただ、だいたいどのハウスメーカーも、見積もりをとると最低でも50万円くらいはかかってしまう(1階だけで)ので、ちょっと予算的に厳しいかな、と思っていました。
ところが、今回契約したハウスメーカーにはオプションメニューで「無垢フローリングへの変更」というのがあり、材質にもよりますが、1階全部を無垢フローリングにしても10万円台と格安だったのです。
そこで、1階全部(キッチン含む)を栗の無垢フローリングに仕様変更しました。
実際に住んでみると、木目のはっきりした無垢フローリングは視覚的にもとても映えますし、足ざわりもまったく違い、裸足で歩くのがとても快適です。傷はつきやすいですが、ついても目立たないので、傷がつくこと自体を気にしないのであれば特に気にはなりません。

あと、もう1つの仕様変更は、いわゆる「内装の基本仕様」を保守的なほうにシフトすることです。

今回のハウスメーカーも、最近のトレンドに漏れず、窓枠は三方クロス巻き(下だけ木枠で、上と左右は枠を設けずにクロスを張るだけ)、巾木(内壁の下部分、床との境目に回す板)なし、廻縁(壁の上部分、天井との境目に回す木)なし、という、いわゆる「なしなし仕様」でした。
これもまたモダン志向の標準仕様なわけですが、やはり建物の耐久性を悪化させ、壁紙も汚れやすくなるということで、

・窓枠は四方枠(上下左右すべてに木枠を入れる)
・巾木あり
・廻縁はなし


という仕様に変更しました。
廻縁だけは、壁紙張りの精度さえ高ければ、あまり耐久性には影響しなさそう(あと、天井が多少なりとも高く見える)ということで、「なし」のままにしました。
この仕様変更も、それなりの追加コストになりましたが、これは譲れないところです。
とはいえ、この仕様変更は契約前の見積もり条件に入れていましたので想定内で、契約後にコスト増になったわけではないです。

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2017年02月27日 [ Mon ]

自閉症の子どもと暮らす家づくり(105)

さて、屋根に関連して一つ、これは間取りについて書いていたときに触れても良かったのですが、もう1つ考えていたのが、

軒と庇

についてです。

軒というのは、簡単にいうと屋根が建物から出っ張っている部分のことです。これをさらに分けて、屋根の傾斜に対して同じ方向(雨水が落ちていく方向)の出っ張りを「軒先」、直角の方向(雨水が落ちない方向)の出っ張りを「ケラバ」ということもあるようです。

この軒ですが、最近の家づくり、特に都心部などでは、建築面積の狭さやコストダウン、そしてデザイン的な見た目の美しさなどから、軒をまったく作らなかったり、非常に短い軒にしたりすることが多くなっています。
実際、今回、最初にビルダーが作ってきた図面では、ベランダの上の「軒先」が25cm程度、「ケラバ」にいたっては10cmほどしかありませんでした。

でも私は、木造の家には軒は絶対に必要だと思っています。
軒があることで建物の外壁に直接雨が当たることが避けられ、また真夏の強烈な日差しが外壁を劣化させることも防げ、木造建物の耐久性を大幅に向上させることができると考えているからです。
それだけでなく、窓からの真夏の日差しや雨が入り込むことを防ぐ効果も期待できます。

ですから、その図面を見て、私は即座に「軒先とケラバをもっと伸ばしてほしい」とお願いしました。
ただ、どちらについても、あまり伸ばすと土地の斜線制限などに引っかかるため、間取りや配置を変えずに可能な範囲で伸ばすように依頼しました。
その結果、軒先もケラバも45cm(1/4間)とすることになりました。

そのうえで、さらに窓からの雨の侵入やサッシ周りの耐久性向上のために、原則、家のすべての窓の上にアルミ製の「庇(小さな屋根)」をつけることにしました。(2階やグルニエで、軒やケラバが庇の機能を果たせる窓についてはつけませんでした)
こちらは追加のオプションで庇1つあたり2〜3万円でつけることができたので、たくさんつけた割にはそれほどのコストアップにはなりませんでした。
また、玄関のドアの上のアルミ庇もオプションだったので、これもつけました(これだけはサイズが巨大だったので10万円以上しました)。

これらの軒と庇、そして横滑りだし窓の配置などのおかげで、新しい家は、どの窓を開けても雨の入り込みが少なく、小雨程度なら気にせずに窓を開けて換気できるようになりました
外観的には、最近のモダン住宅っぽい凹凸の少ない無機質な箱的なところからはやや外れ、屋根の軒が伸び庇があちこちについたことで「屋根っぽいものの出っ張り」が強調された家になりましたが、それはそれでありかな、と思っています。
そして、そういうこともあるので、今回の家のデザインのベースはいわゆるベーシックなシンプルモダンに置きつつも、建物だけでなく外構も含めて、あまり無機質さを強調せずにディテールでいろいろな表情をつけることを意識するようにしました。

posted by そらパパ at 23:30 はてなブックマーク | コメント(0) | トラックバック(0) | 療育一般

2017年02月20日 [ Mon ]

自閉症の子どもと暮らす家づくり(104)

さて、外壁に続いて、外観の仕様上重要な選択となるのが「屋根」です。

そもそも、屋根については、大きく分けると次の3つの選択肢があります。

・瓦(陶器)
・スレート(セメント板)
・金属板


今回のハウスメーカーでは、この3つのいずれも、希望すれば選ぶことができましたが、標準プランで選べるのは「スレート」だけで、それ以外はゼロからの見積もりになるため大幅な(数十万以上の)コストアップになります。

実際のところ、瓦は重くて家の耐震性を弱めますし、金属板は最近は「ガルバリウム鋼板」というのが流行っていますが実際に使っている家を見ると個人的には「トタン屋根」にしか見えず安っぽい印象しかない(個人の感想です)ので、どちらも選ぶ理由がありません。

それに、実はハウスメーカーを決める前から、私には使いたい屋根材がありました。それは、

ケイミューの「コロニアル遮熱グラッサ

です。

もともと、屋根材の選択にあたって、最優先したのが遮熱性でした。
メーカー選びのときにも書いたとおり、それまでの家の最大の不満の1つが、まるで車の中のように、夏には60度を超えてしまい、プラスチックやゴムを使っているものを置くことができないグルニエでした。
新しい家を作るにあたっては、12畳を超えるような特大のグルニエを作るつもりでしたから、そのグルニエに何でも物が置けるよう(かつ、夏でも倒れずに中に入って荷物の出し入れができるよう)、あらゆる手段を講じるつもりでした。
その「手段」として、グルニエ全体に風が通るような窓の配置や、屋根にも外断熱を採用するハウスメーカーの選択などがあったわけですが、もう1つ、絶対に外せない対策として、遮熱性に優れた屋根材の採用というのがあったわけです。

そして、そんな希望に最も応えてくれそうだったのが、このケイミューの「コロニアル遮熱グラッサ」だったわけです。
まさに「遮熱性」に付加価値をつけたこの屋根材は、メーカーの説明によれば、屋根裏の気温を通常の屋根材よりも10度から最大20度近くも下げることができるということで、まさに「これしかない」という屋根材でした。
ちなみに、その遮熱性能は屋根材の色によって大きく変わり、最大の遮熱性能を発揮するのは「ホワイト」でした。
ですので、我が家の屋根の色は白になりました。
白い屋根というのはちょっとデザイン的に大丈夫かと心配でしたが、実物を見てみると白というよりはシルバーっぽいグレーでしたし、家全体がモノトーンなので不自然さがないし、下から見ると屋根はほとんど見えないくらいだったので、全然問題ありませんでした。

この屋根材、標準プランで選べるものよりはやはりワンランク上のグレードでしたが、これについては契約前の見積もりの時点から組み込んでいた話だったので、契約後にコストがアップするということはありませんでした。

そして、建った後に実際に確認してみると、真夏で外が40度近くの猛暑になっても、グルニエは外より気温の低い30度台にとどまり、エアコンをかけない2階とまったく同じ気温までしか上がりませんでした
屋根裏としての熱のこもり、上昇がまったくなかったわけです。もちろん、エアコンなどをかけない状態での室温です。
これは、期待以上の結果でした。

コロニアル遮熱グラッサ(ホワイト)と屋根外断熱工法の組み合わせは、おすすめですよ。

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2017年02月13日 [ Mon ]

自閉症の子どもと暮らす家づくり(103)

外壁について、サイディングを採用しつつ、サイディングでは避けられない「シーリング剤によってデザインが断絶して『板を並べて張ってます感』が出てしまう」ことを避けるためにやったこと、それは、

シーリングがデザインを断絶させないようなデザインのサイディングを選ぶこと。

でした。

シーリングというのは、サイディングの切れ目を縦横に格子状に横切っていき、かつその部分は立体的にはサイディングの「凹んだ部分」の高さになります。
だとすれば、サイディング自体も「縦横に規則的に凹みが走っていて、ちょうどシーリングが来る場所はパターン的に『凹みライン』となるようなデザインであれば、シーリングがサイディングのデザインを分断しないことになるので、目立たなくなるはずなわけです。

実際、たくさん見たサイディングの家の中で、いくつかの家の外壁はそのようなデザインのサイディングを採用していて、サイディングの境目のシーリングが非常に目立たない、遠目にはどこで切れているかまったくわからないものがありました。
そういった家を参考にして、使えそうなデザインパターンのサイディングを絞り込み、一部はメーカーのショールームに行って、一部はビルダーのモデルハウスの中の仕様ルーム(仕様の打ち合わせのために使う部屋で、部屋に入る範囲で建材のサンプルやカタログなどが置いてある)で実物を見て、採用するサイディングを決めていきました。

ちなみに、このような条件に合致するサイディングのデザインパターンは、大きく分けると2種類です。

1つは、正方形のタイルのようなパターンが規則的に並ぶもの
もう1つは、細長い石を規則的にはめ込んだようなパターン
いずれも、タイルや石がはめ込まれていない隙間部分が格子状になり、それとサイディングの切れ目のシーリング部分がシームレスにつながるようなパターンになっています。

ただ、実際に実物を見てみると、「細長い石」のパターンは、サイディング内の「石のない部分」の隙間が狭く、シーリングによって生まれる格子パターンとは完全に溶け込まないことが分かったのでやめました。
一方、タイルパターンについては「隙間」が広くてシーリングの格子パターンと完全一致させることが可能とわかり、こちらを選ぶことにしました

残った問題は、「色」です。
今回の家は、外観をグレーを基調にしたモノトーンでまとめることにしていたのですが、タイルパターンのサイディングはハウスメーカーの標準プランの範囲では選べるバリエーションが少なく、オプションで若干の追加コストを払ってワンランク上のサイディングを選ばないと、イメージに近いモノトーンの外壁にならないことが分かりました。
少し検討した結果、やはり外壁は外観の超重要な要素なので安易な妥協はしたくないし、また上のグレードのサイディングだと耐久性などが上がるメリットもあるので、追加コストを払ってオプションの上位グレードのサイディングを選ぶことにしました

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2017年02月06日 [ Mon ]

自閉症の子どもと暮らす家づくり(102)

ホームビルダーの設定する「標準プラン」で、ユーザーが選べる「オプション」が設定されているものとしては、これまでに触れた、キッチン・浴室・洗面台・トイレという「4大水回り」がその筆頭に挙げられますが、それに続く大きなものとして、外壁・内装があげられるでしょう。

外壁については、ローコストビルダーで選択できるのはほぼほぼサイディングに限定されると思います。
ごくまれに吹き付けタイル等のモルタル外壁を選ぶことができますが、メンテナンスの容易さとデザインの自由度としては圧倒的にサイディングのほうが進化しているように思います。耐火性能もサイディングのほうが上だと言えると思います。
サイディングについては、シールのゴムの劣化が言われますが、それをいうならモルタル塗装は当たり前に亀裂があちこちに発生しますから、「全体的にメンテ」が必要なモルタルよりは、「シールに気をつけて定期的にメンテすればあとはメンテフリー」なサイディングのほうが分かりやすいと思います。
それ以外には、タイル貼りというのもありますが、まず値段がものすごく高いし、外壁が重くなって耐震性に悪い影響があるし、メリットを感じませんでした。(それなら、「タイル風のサイディング」のほうがいいんじゃないかと思います。)

ところで、サイディングについては、超ローコストビルダーの場合、サイディングの厚みが薄く(14mmなど)、かつサイディング自体を直接柱に釘打ちする手法を採用しているところがありますが、耐久性、防水性、メンテ性も劣ることになるのでそういうビルダーは避けたほうがいいです。
そこそこ以上のローコストビルダーなら、ちゃんとした(16mm以上の)厚みのサイディングを専用の金具を使って取り付ける手法を採用していますので、そういうビルダーなら大丈夫です。

そんなわけで、我が家の場合、16mmの金具工法のサイディングのなかから選ぶことになったのですが、6つくらいのメーカー・ブランドのなかで、さらに様々なデザインから選べたので、選択肢は相当広かったです。
そんななかで、デザイン選択にあたってこだわったのが、

シーリング目地の目立たないデザインにする。

ということでした。
あちこちにあるサイディングを採用した戸建てを見ていていつも思っていたのが、「どんなに洗練されたデザインのサイディングでも、シーリングのラインが見えてしまうと、『長方形の板が並べて張ってあるな』ということが分かってしまって安っぽく見えてしまう」ということです。

もちろん、シーリングにもいろいろな色があって、サイディングの色に近い色のシーリング剤を使うことで色味的には目立たない工夫がされているのですが、そもそもサイディングの切れ目でデザインが断絶して、デザインの流れと無関係な長方形のラインが走ってしまうわけで、これだけはどうしても避けられません。
でも個人的には、それをどうしても避けたかったわけです。

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2017年01月30日 [ Mon ]

自閉症の子どもと暮らす家づくり(101)

続いてトイレです。
こちらの選択には、「療育的視点」が含まれています。

新しい我が家は、いまの戸建てだと標準的だと思いますが、1階と2階、それぞれに1つずつトイレを設定しています。
今回のビルダーでも、トイレは2つまでは標準仕様の範囲内だったので、それをそのまま使うことになりました。

で、選択できるオプションとして、やはり洗面台同様、LIXILとTOTOがありました。
標準の選択肢として用意されていたのは、LIXILについては、ローコストビルダーは全業者使ってるんじゃないかというくらい目にすることの多い「ベーシア」という便器、TOTOは、逆にショールームに行っても普通には置いていない(裏口みたいなところを通されて、別室においてあるのを見せてもらいました)くらいマイナーな、ウォシュレットのふちなし便器でした。

この2つ、カタログで見た限りでは、LIXILはサイフォン式でTOTOは洗い落とし式ということで、水の流れ方でいうとLIXILのほうがワンランク上だったりするので、全体的にベーシアのほうがよさそうな印象だったのですが、ショールームで実物をみて、

「我が家では絶対にベーシアは選ばないほうがいい」

とはっきり感じました。

なぜなら、

ベーシアは便器の手前部分が異様に浅かった

からです。
そのために、便器に座って前から手を入れると、容易に便器の「浅瀬部分」に手の甲が触れてしまうのです。
これは、本人が拭く場合も少し不器用にやってしまうと簡単にそうなってしまいますし、また第三者が介助する場合にはさらにその可能性が高くなってしまいます。

そんなわけで、療育的視点からは非常に使いにくい便器であることが判明したために、ベーシアは回避してウォシュレットを選択しました。

最近の水洗便器は、使用する水の量を減らすために水流のパターンが工夫されていて、どこのメーカーを選んだとしても、便器の形がけっこうトリッキーに変形されているので、必ずショールームで実物をみてみることをおすすめします。
便器一体型ではない、後のせ型の洗浄便座を選んだ場合、便座は買い替えますが便器のほうはだいたい家を取り壊すまで使うことになりますから、選択は慎重にやりましょう。

posted by そらパパ at 21:06 はてなブックマーク | コメント(0) | トラックバック(0) | 療育一般

2017年01月23日 [ Mon ]

自閉症の子どもと暮らす家づくり(100)

とうとうこの連載、第100回になりました。
こんなに続くとは思っていなかったのですが、とりあえずまだしばらく続きそうです。

さて、水回りの主要設備であと残るのは、洗面台とトイレです。

この2つについては、どちらもビルダーが設定する選択肢は、LIXILとTOTOの二択でした。そしてどちらも最もベーシックグレードの、ぶっちゃけ最低ランクのものが設定されていました。
まあこれはよくあることで、私もたくさんのビルダーからカタログを取り寄せて、そこには選択可能な設備オプションも書いてあることが多かったですが、ローコスト系のビルダーでは洗面台とトイレにハイグレードなものを設定しているケースはほとんどありませんでしたから。

で、洗面台については元の家ではリフォームで交換していて、そのときに使っていたクリナップの「ファンシオ」がとても気に入っていて、多少コストがかかっても標準の洗面台をキャンセルして「ファンシオ」をつけようと思い、ショールームで見積もりまで取ってきました。
ところが、ビルダーから出てきた見積もりは、ファンシオの定価に若干の値引き、さらに工賃が乗り、そこからわずか5000円程度の「標準オプションからの差額」を引いただけのものでした。
ファンシオ本体も、ホームセンターとかリフォーム業者で買ったほうがもっと安くなるし、これだと「とりあえず標準のものをつけておいて、あとでリフォーム業者で交換したほうが安い」ということになったので、とりあえずは標準のなかで選ぶことにしました。
もともと「ファンシオ」が気に入っていた理由は、赤ちゃんなら洗えるくらいの巨大なボウルと割れにくい樹脂製というところだったので、その仕様に多少でも近い、TOTOの洗面台を選ぶことにしました。

横幅については、ビルダー標準が75cmでした。
洗面室が2畳と必要最低限なので、小さすぎず、また場所を専有しすぎないこのサイズはちょうどいいということでサイズ変更(これはビルダーオプションの範囲内なのでそれほど高くなくできます)はしませんでした。
ちなみに超低価格ビルダーの場合、洗面台の標準がさらにワンサイズ小さい60cmの場合があります。これだと、ワンルームマンションっぽい大きさで、家族で使うにはいかにも小さい感じになります。
また、75cmでは小さいというニーズも多々あるようで、逆にワンサイズ大きい90cmサイズが選べるケースも数多くあります。
我が家も、とりあえずは標準75cmを選びましたが、将来的には90cmにしたくなるかもしれない、ということで、洗面台の横のスペースは空けておいていつでも90cmのものと入れ替えられるように設計しました。洗濯機置き場には固定式の洗濯機パンを設置しましたが、この洗濯機パンが洗面台を入れ替えるときに邪魔にならない位置・大きさになるようにした、ということですね。
そのうえで、75cmの洗面台のあいだはその隙間を収納スペースにするために、細長い洗面室収納を施主支給で入れました。

ちなみに実際に設置してみた結果、ボウルの大きさも十分だし、使い勝手もいいので、壊れるまでは洗面台を入れ替えることはなさそうです。

posted by そらパパ at 23:37 はてなブックマーク | コメント(2) | トラックバック(0) | 療育一般

2017年01月16日 [ Mon ]

自閉症の子どもと暮らす家づくり(99)

さて、主要設備についてのショールーム巡り+仕様変更の旅ですが、キッチンに続いてシステムバスです。

システムバスについては3つのメーカーが選べたのですが、すでに間取りのエントリで触れたとおり、ビルダーのオプションを利用して「1.25坪の広いバスルーム」への変更を決めていました。
そしてこのバスルームの広さを変更するオプションの価格がこの3メーカーでまったく違っていて、ショールームを回る前から、事実上、選べるメーカーは1つに決まってしまっていました(それでも、いちおうすべてのメーカーのショールームは見ましたが)。

それが、LIXILの「キレイユ」でした。
他の2メーカーの「1坪→1.25坪」の変更オプション料金が50万円程度だったのに対して、LIXILだけが20万円台と(相対的に)リーズナブルだったのです。

システムバスについては、カタログ以上の仕様変更としては、

・タオルハンガーを増やす(仕様にはありませんでしたが、裏オプション的に認めてもらえました。そのため、いまの我が家のバスルームにはタオルハンガーが3本ついています)
・ドアの位置を20cm内側にずらす(これにより着替えスペースにバスタオルや収納等を置く場所が確保できました)
・ドアを開き戸から折れ戸に変更(折れ戸は華奢な感じで好まない施主も多いらしいですが、開き戸では中にいる人にぶつかってしまうので私的にはありえないと思っています)


くらいだったのですが、それよりなにより、非常に重要な「確認事項」が2つありました。
それは間取りの工夫のエントリで書いたとおり、

・バスルームが1.25坪よりも数センチ短くても入ることの確認
・バスルームの天井裏を階段の一部が通っても干渉しないことの確認


の2点です。
メーカーとビルダーで確認してもらった結果、この2点についても「キレイユ」で問題ないことが確認できたので、システムバスは「キレイユ」に決まりました。

その他、カタログレベルで決めた仕様としては、壁や床の色、バスタブの色と形状(親子が介助も含めて一緒に楽に入れるよう、バスタブ形状は一番広い「ストレートライン」を選択しています)、ミラーの形状、収納(小物棚)のグレードなどがあります。

posted by そらパパ at 23:23 はてなブックマーク | コメント(0) | トラックバック(0) | 療育一般

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